《 きつねの兄弟物語 》 その2

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弟きつね : 「にいちゃん、お腹すいたね」

兄きつね : 「そうだな、それじゃ、狩りに行くか」



弟 : 「そう言えば、西の草原にサファリパークができたそうだね」
兄 : 「サファリパーク・・・なんだそれは?」

弟 : 「人間が草原を柵で囲って、野生動物を放し飼いにしてるんだって」
兄 : 「なんだと!? それじゃ、そこに行けばエサが獲り放題ではないか」

弟 : 「そうだよ、きっと美味しい獲物がたくさんいるよ!」
兄 : 「よし、それじゃ俺はこれからサファリパークに行ってエサを狩ってくる!」

弟 : 「兄ちゃん、ガンバッテ、楽しみに待ってるよ!!」

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 こうして兄きつねはサファリパークの前にやってきました。

兄 : 「あぁ、獲物の匂いがする、待ってろ弟よ、今日はご馳走だ」

 地面の柵の隙間を見つけ穴を掘り、サファリパークの中に入ります。
(きつねは穴掘りが得意なのでした)





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そしてここは、サファリパークの中・・・。

トラ : 「おい、ライオンよ」
ライオン : 「なんだ、トラよ」

トラ : 「なんか、地面から変なのが出てきたぞ」
ライオン : 「あぁ、あれは狐だな」





ライオン : 「ぐへへへへ、餌が自分から入ってきやがった」





兄きつね : 「どしぇーーー!!助け、たしゅげてえーーー!!!!」




(終わり)


(本日のお言葉) 甘い話には気をつけましょう。


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