《 砂使い・ジョニーの旅 》

----------------------------------

 「砂の術」を覚えた。

 心を無にして、風と一体化し、砂と舞う・・・。 



 「砂の術」を覚えた僕は無敵だった。

 どんな強い男でも、僕の「必殺、砂かけ攻撃」には勝てない。



 「砂浜最強の男」になった僕は「砂かけマスター」の称号をもらった。

 そんな時だった。

 「南の砂丘に
巨大女性が現れた!」という噂を聞いたのは。

 この時代、地球温暖化の影響で、
おっきな、おっきな女性が世界各地に出現していた。

 僕は決意した。 巨人の彼女と「砂勝負」をしようと!!

 え・・・「なんでそんなアホなことを考えたのだ」 と聞くのかい。

 ははは、笑わないでほしいな。
まぁ、なんというか「若さゆえの過ち」というやつさ。

 そして友人が止めるのも聞かず、僕は南の砂丘へと旅立った。

 長い旅路の末、僕は彼女を見つけた。

 あぁ、なんということだ、彼女は本当に大きくて・・・美しかった。



 え・・・「それからどうなった」 と聞くのかい。

 はははは。 彼女と闘わずに帰ってきたよ。

 彼女の身長は3,000mもあるんだぜ。

 あんな
大きな女の人に勝てるわけねーよ〜。

 砂かけ勝負なんかしたら、ショベルカーみたいな手で生き埋めにされるよ。

@@@@@

 それでも、僕の闘志は失われてはいない。
今も砂浜で、修行を続けているのさ。

 「若い」っていうことは、挑戦するコトなんだ!!



 そう・・・いつの日か、砂勝負で
巨人の女の人に勝って、

 彼女に僕を認めてもらう、その日がくるまで・・・。



(終わり)

目次に行く ←戻る めくる→