《 出動せよ! 》


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 その町は荒んでいた。

 男たちは金欲しさに犯罪さえも平気でしていた。
警察に逮捕されても、反省もしない。

 自分さえよければ、それでよかった。

 刑務所は犯罪者でいっぱいだ。
彼らは釈放されたら、また罪を犯すだろう。



 家に帰ったら、泥棒が罠に捕まっていることさえ、普通にあった。



 犯罪は凶悪化してゆき、ついに武装警察が出動した。

 しかし、治安は回復しない。



 政府関係者の誰もが治安維持を諦めたその時、

「いいかげんにしなさい!!」

 雷鳴のような声が響き、
巨大婦人警官が現れた。

 彼女は怒っていた。

 犯罪者を見つけ次第、処分した。

 彼女の巨大な指先で・・・。





 そして、町から犯罪がなくなり、地上に永遠の平和が訪れたのだった。


(終わり)

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