《 胸の谷間に 》 (その8)

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「あー、小人が何か言ってるー」 夕子が言う。

「何も悪いコトしてないですって? ・・・思い出しますわ昔の話を、そういう言葉を、私達も宇宙空間で何度も叫びましたから」
 バエルが遠い目で言う。 どうやら過去に何かあったらしい。

「いいですわ、恭一様、あなたと私達は共に悲しい運命を経験する似たような境遇。 話してあげましょう、あなたには知る権利があるのですから。 (私達の悲しみ)と、そして(恭一様の罪)を」

 そして次の瞬間、周囲が暗くなる。





 恭一は呆然とする。 ・・・これは宇宙?

 夕子のテレパシーで幻覚を見せているのだろうか?
恭一の頭の中に暗黒の宇宙空間のイメージが飛び込んできた。

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