《 巨大少女と委員長 》 1

               CG画像 June Jukes
               文 みどうれい

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(巨大少女の視点で)

 澄みきった青い空。 空の色が輝いて見える。
まるで、この私たちを祝福するかのように。

 すばらしく心地よい。誇らしい力が漲る・・・巨大な肉体。

 そう、私は信じられないほど大きな体になった。

 そして何よりも素晴らしいことは、

 私の掌の上に大好きな先輩がいること。



 あぁ、先輩。私があなたのことをどれほど慕っているのか、あなたはご存じないでしょうね。

 スポーツ万能でテストの成績も学年でトップクラス。委員長のあなたは、いつも3年のクラスをまとめていたわ。

 かなりな長身でスタイルも抜群な先輩は、男子の間でもいつも注目されていた。 そんなあなたを私はいつも遠くから見つめているだけ。

 廊下ですれ違う事も何回かあったわ。でも1年生の中でも特に小柄な私と比べると、大人と子供くらいの身長差がある。

 いつも自信に満ちて、胸を張って歩いている先輩とすれ違うだけでも、私は恥ずかしくなって顔を下に向けていた。
 もちろん話をした事など1度も無い。

 それが今、私は巨人になって先輩を掌の上に乗せている。

 なぜ私が大きくなったか理由は分からない。どうでもいいわ。すごく嬉しいの。

 だって、大好きな先輩が私だけのモノになったんだから。


 あぁ、先輩、そんなに怯えないでください。

 私はあなたの賛美者なんです。あなたを苛めたりしませんから。

 ねぇ、教えてください。私のこと好きですか?


(続く)




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