《 金色の髪の巨人 》

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 金色の髪の毛のシルビーは、微笑みながら俺を見下ろしていた。

 彼女は完全に裸身だった。  シルビーは・・・あまりにも巨大で美しかった。

 身長を2cmに縮小された俺はどうしようもなく、彼女を見上げていた。
この部屋から逃げられない。 今の俺は完全に彼女の囚人だ。

 俺の目の前に、シルビーの巨大な小指が降ろされる。
彼女の小指は俺の3倍以上もの大きさがあった。

「私の指の上に乗りなさい。 それとも・・・、ここで捻り潰されたいのかしら?」
 シルビーの声が響く。

 それは、俺が愛した女の声ではなかった。
彼女の雷鳴のような声を聞き、俺は「自分が虫よりも小さな存在だ」とはっきりと理解できた。

 
彼女は巨大な女神だった。

 逆らうことなどできはしない。 俺は言われた通りにシルビーの小指によじ登る。
ごおおおおー、空を切り、俺の身体は空高く持ち上げられる。

 空圧で俺の身体は彼女の指に押しつけられる。
俺は落ちないように、必死で巨指にしがみついた。

「おぉ、あなたは小さいわ!」

 気がつくと、巨大な目が俺を見つめていた。
シルビーは、俺のあまりの小ささに驚いている様子だった。

「私は今、あなたに何でも好きなことができるのね・・・。
そう言えば、あなたは私の髪の毛が綺麗だと、言ってくれたわね。
あなたは今でも、私の髪が好きかしら?」

 それは本当だった。 彼女はとても美しいブロンドの髪を持っていた。
俺は、彼女の小指にしがみついたまま、シルビーの顔を見つめながら頷いた。

「それなら、あなたを私の髪の毛と遊ばせてあげるわ」
 彼女はそう言うと、ベッドに座り器用に俺を摘んだ。

 俺は巨大な指が両側から迫る恐怖に怯えたが、
幸い彼女はうまく手加減してくれたので、俺が巨指で潰されることはなかった。

 それからシルビーは、俺を豊かなブロンドの髪の毛まで運び、俺に髪を掴むように言う。
俺は、彼女に言われたようにする。

 太い指が俺を放したので、俺は慌てて彼女の髪の束にしがみ付く。

 何ということだ、シルビーの巻き毛の金髪は、俺がしがみ付いたのに揺れもしなかった。
俺は彼女から見て、本当に小さな存在なのだ。

「ひいいい!!!」 下を見た俺は、悲鳴を上げる。

 
山のように巨大な乳房が、太く長い太ももに押されて渓谷のように盛り上っていた。




「しっかり、しがみついた方がいいわよ、だって・・・、もしあなたが、そこから落ちたら、
あなたの小さな体は、私の太ももと胸の間で押し潰されてしまうんですもの」
 シルビーの無慈悲な声が響く。

「落ちる〜落ちるー!! 潰れるーー。 助けてくれえー」
 俺は情けない声で、彼女に哀願した。

 腕が痺れていた。 いつまでも彼女の髪にしがみついていられない。

「頑張って、私の髪の毛を登ってちょうだい・・・、可愛い登山家さん。」

 シルビーはくすくす笑っていた。


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