《 巨大婦警エル 》 9

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「ねぇ・・・強盗さん、あなたは私が武器を持っていないか調べるように、リーダーに命令されていたわよね?」

 エルは右手に握ったヤスに話しかける。彼はエルの小指の大きさもない。突然の質問にヤスは返事ができない。エルの真意を測りかねていた。

「武器を持ってるか調べていいわよ。それじゃ、私の胸の谷間からね」
 なんと言うことか、エルは男を彼女の胸の谷間に放り込む。

「あははは、ちっぽけな男がエルの谷間でもがいている!」
 彼女は笑い、両手で大きな胸を両側から押す。


 ヤスは悲鳴を上げていた。巨大な胸に挟まれている。翻弄されていた。この巨人婦警はいったい何を言っているのか。今さら武器を探すも何もない。

「うふ、強盗さん、あなたはとってもラッキーなのよ。帝愛署の若い警察官の全員が憧れている私の胸に触れるんだから、本来なら強盗さんなんか相手にしないんだから。あはは、でも、あなたに私の胸は少し大きすぎるみたいね」

 小さな男は全くの玩具だった。だがエルは驚く。彼女の胸の谷間から声が聞こえる。最初は恐怖の悲鳴であったが、それはだんだん快感の声に変わっていた。この男はエルの巨乳に絞られて喜んでいるのだ。全く、男というやつは。

 ヤスは快楽の海を漂っていた。最初は潰されると恐れたが巨人の胸は柔らかく彼をしごいた。 彼が憎んだ国家権力の象徴、婦人警官の巨乳に挟まれている。気持ちがいい。

 信じられない巨大胸に絞られ、どうすることもできない。それなのに凄く心地よい。脳みそが痺れていた。金木犀のような香りがする。あぁあエル様・・・。エル様、もっと・・・もっとしごいてください。

 だがヤスの快楽もここまでだった。エルの声がさらに響く。
ねぇ、私の胸が、どうして、こんなに大きいか分かるかしら? それはね・・・あなたのような悪人を揉み潰すためなのよ」
 同時にエルは両腕にぎゅっと力を込める。小さな悲鳴!

「あなたは言っていたじゃない、『女と人生に希望を持つな』 ってね、あはは、そうね、本当にその通りよ、私のように美しい女性に希望を持ってはいけないの」

 強烈な圧力! 彼女の巨乳はもはや柔らかくなかった。大きく動き、きつく固く締めあげていく白い美肉、これ以上鍛えあげることのできない強大な巨人筋肉と化していた。
すぐにヤスの体は潰れ、ほんのわずかな赤い残骸としみになるだろう。

 ヤスは自分の運命を理解した。この性悪の巨人女は彼に希望を抱かせるふりをして、いたぶり潰すのだと。

「あなたは私に抵抗できないの? ねえ、もっと楽しみましょうよ! 憐れな小人は、私を止めることができないわ。悪人どもはみんな虫なの」
 サディスティックな感情はエルを酔わせる。彼女は笑い、最後の一押しで一気に彼を捻り潰そうとした。


 だが、ヤスの命運は尽きていなかった。エルの動きが急に止まる。

「何・・・なにしてるの?」
 エルは自分の婦人警官服の左胸ポケットを見つめる。そこには、今回の強盗事件の黒幕である「銀行の支店長」を捕らえてあった。

 猛烈に盛り上がったエルの巨乳ポケットの中で、支店長はもぞもぞと動いていた。

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 そのころ、強盗団の最後の一人、リーダーは潰れかけたレストランの中に、まだ身を潜めていた。逃げるチャンスをうかがっていた。


(エルに囚われた強盗一味に明日はあるのか?)


(今週はここまで〜


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