《 胸の谷間に 》 (その4)

               CG画像 June Jukes

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ま、待ってくれ!」
 恭一は叫ぶ、生き残るには彼女達の慈悲にすがるしかなかった。

「あら、どうかなさいましたか? 恭一様」
 バエルが返事をしてくれる。 希望はある。

「あ、あのバエルさん、夕子さん、君達、すごく美人だね」
 巨人の彼女の顔を見上げながら言う。

「そんなコト、言われなくても分かっていますわ」

「と、友達になろうよ。この僕と・・・地球を案内してあげるから」
 自分でも何を言っているのか分からなかった。

 すぐに二人とも大笑いする。
「いやですわ、恭一様、大きくて美しい私達が、何が悲しくて、あなたのような虫けらを友達にしなければいけないのですか?」

「本当〜、やっぱりコビトは小さいからおバカね」

「い、いや、その・・・そうだ君達、僕の力が必要なんだろ! だったらこんなコトしたら後で困るよ!」

 彼女達は恭一の名前を知っていた、それならテレパシーでここに来たという話も本当かもしれない、彼女達にとって恭一は大事な存在であろう。

 しかし、バエルは微笑みながら言う。

「話を聞いていなかったのですか、恭一様。 夕子さんと私がこの地に来た時点で(私達をここへ導くというあなたの役目)は終わったのです。 だから、あなたの利用価値はゼロです。 したがって恭一様の運命は、私達二人の胸の谷間で潰されて果てるという選択以外にはないのです。 いくらあなたがおバカでも、この論理的な説明が理解できない筈はないでしょう?」

 「ぎょえええええーーー!!! 助けてえええ!!」


「さて、言葉で小人をイジメルというゲームも、なかなか面白かったのですが、そろそろ飽きてきましたわ、夕子さん、別の遊びを始めましょうか」

「わーい、やったー」

 バエルの静止していた指が、ゆっくりと降ろされる。

 健康的に脈打つ4個の乳房! 普通なら巨乳好きの恭一を大喜びさせる魅惑の存在だ。 しかし、今は恭一を捻り潰す、恐ろしく巨大な凶器なのだ。

 ついに恭一の足が、夕子の
巨大な胸に触れる。

 胸は弾力があり、弾けるような若さが感じられる。 だが大きすぎる! そして、いよいよ、この大きな乳房の谷間に、恭一は飲み込まれるのだ。


 「うぎゃー、助けてええええ!!!」
 恭一は恐怖の悲鳴を上げるのであった。


 (続く)


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