≪「巨女ゲーム」への書き込み≫

 笛地静恵さん作品集へ行く

・Giga Madamさんに掲載されている、笛地静恵さんの小説「巨女ゲーム」に対する過去ログです。





inuさんへ  投稿者: みどうれい  投稿日: 7月14日(木)10時06分5秒

ヘディン氏の作品といえば、
最近ギガマダムさんのページで
笛地静恵さんが発表された「巨女ゲーム」が好きです。
すごくバイオレンスな短編小説です。

(↓性的描写、暴力的表現があるので、注意してください)

http://skobito.hp.infoseek.co.jp/game1.htm
http://skobito.hp.infoseek.co.jp/game2.htm
http://skobito.hp.infoseek.co.jp/game3.htm
http://skobito.hp.infoseek.co.jp/game4.htm

女神のような巨大な力を手に入れたライアンが、
好きなように暴れる姿は、私の理想とするGTSです。

さすがに笛地さんは、凄いと思います。

inuです  投稿者: inu  投稿日: 7月14日(木)10時51分17秒

みどうさん>

「巨女ゲーム」拝見しましたが、キテますね〜

笛地さまへ  投稿者: Pz  投稿日: 7月14日(木)14時02分10秒
笛地静恵様へ。

巨女ゲーム、拝読させていただきました。
第一話、冒頭のギガサイズに巨大化した女性による
押し潰された市街地の描写、素晴らしいものです。
ギガサイズとなると、その描写も難しいのですが
破壊された情景を書き込むことにより
その強大な力を読者に想像させます。
そして、都市ごと縮小されてしまった人々の絶望感。
「まるで太陽という巨大な電灯のスイッチが入ったようだった・・・。」
上手いものです。
以前、冴子さんが主人公の話で机の引き出しの中に
しまわれている縮小された街の描写がありましたが
言いようのない不気味な雰囲気がなんともいえません。

「身長3マイルの女」
この原作者の方の性格でしょうか、設定が実に細かいですね。
そういえば、シュリンカーの方がたまに掲示板に書き込みを
していますが、ほとんど状況設定だけで終わっていたのを
思い出しました。
しかし、ここでは、巨人女とプレイヤーのリアリティーを
引き出すのに無くてはならいものになっています。
自分も登場人物の背景を細かに書き出すことに注意していますが
この手法が正しいことを証明していると思えます。
巨大女が歩いただけで巻き起こされる破壊。
その描写はあっさりとしていますが、言いようのない迫力があります。

「ライアン」は、女性の名前として一般的なのでしょうか?
私は「プライベートライアン」を連想してしまいました。

巨大女ライアンが、摩天楼を使って一人エッチを始めてしまうシーン、
その巨大な体で、巨大な乳房で街を破壊するシーン、
大変良かったです。
他の人の書き方を読むと、自分の作品にも反映させてみたくなります。
私なら、もっとしつこく女体を書き込むのですが
適度に表現されています。
乳房による都市破壊にはこだわりがあります(笑
もっと緻密に書いてもらいたかったかも。

気になっていた文体も元に戻り、あの迫力に満ちた笛地作品と
久しぶりに出会えたことを嬉しく思います。

これからも創作活動、頑張ってください。

長文ご容赦!
                        Pz


巨女ゲーム  投稿者: みどうれい  投稿日: 7月16日(土)06時12分35秒
笛地静恵様の「巨女ゲーム」の感想です。

原作を私は英文で読みましたが、語学力がないので、
ライアンがどういう理由で巨大化したのか、
何故、彼女が小人の彼にこだわるのかが、全く理解できませんでした。
題名も「命のゲーム」と読んでいました。

先日、笛地様の翻訳を読ませていただき、
あ、こういう話だったのかと、納得できました。

そして、内容ですが、実に凄いです。
女神のような巨大な力を手に入れたライアンが、
好きなように暴れる姿は、私の理想とするGTSです。
(私はGTSを女神のような存在として見ています)

Pzさんも言われているように、
おっぱいでの都市破壊シーンもよかったです。

彼女の感情表現も、女性らしく描かれていて、
笛地様ご自身が、ライアンになりきって書かれたように思います。
特にラストの欲望の趣くままの彼女のセリフがいいです。
文体もすっきりしていて読みやすかったと思います。

笛地様は、【訳者後記】で
>「巨女ゲーム」の世界で想像を逞しくしました。
>ずいぶんと長い時間、遊ばせてもらいました。
と書かれていますが、
私自身、GTS小説を読むとき、
第三者としてファンタジーを楽しむ場合や、
自分がGTSになったと妄想して読んだりしています。

@@@@

ところで、ちょっと気になった点が一つ、
ライアンに「巨女ゲーム」を依頼する彼の存在です。
これはあくまで、個人的な意見なのですが、
私は今まで「自分が死にたい」などと考えたことがないためか、
小説の中で、彼が死を覚悟の上で
「巨女ゲーム」をしたいと考えた理由がよく分かりませんでした。

すなわち、彼がお金を出して、都市を転送し、
巨人ライアンの破壊を見て楽しむのは、理解できますが、
彼が、あのような危険な事をしなければならない理由がよく分からないのです。

この件につきましては、「ヘディン氏の作品の主人公たちが、
GTSに踏み潰されての死を願望している作者本人の分身だということも、
そろそろ読者に分かってくると思うので、特に加筆しませんでした。」
との笛地様のご意見をいただいています。

それにしても「巨大女性に踏み潰されたい」と考えるとは、
さすがはヘディン氏、サイズフェチに対する夢がぶっ飛んでいますね。
でも、それだからこそ、氏は優れた作品を多く書かれているのでしょう。

いつか機会があれば、ヘディン氏の他の作品を読んで見たいと思います。





Pzさん、inuさんへ  投稿者: 笛地静恵  投稿日: 7月17日(日)22時08分31秒
Pzさんへ。
・ご無沙汰しております。

>巨女ゲーム、拝読させていただきました。
・お読みいただき、ありがとうございました。

>ギガサイズとなると、その描写も難しい
・間接的に、「押し潰された市街地の描写」を書くことですね。

>その強大な力を読者に想像させます。
・実物を示されると、ああ、この手があったかと思えるのです。
・が、自分から書くというのは難しいですね。
・どうしても、直接的に描写したくなります。

>言いようのない不気味な雰囲気
・GTSで、恐怖小説を書けないかなと思ったことがありました。
・もともと、設定からして飛んでいるのです。
・リアリティのある恐怖感を生み出すのが、困難でした。
・どうしても、人間の精神の暗黒面(ああ、May force be with you!)を書く、しんどい作業になります。

>登場人物の背景を細かに書き出すこと
・この手法で正しいと、笛地も思っています。
・Pzさんの作品も、女性主人公に存在感があります。
・肉体の重みと言えばいいでしょうか?
・胴体に付属した、乳房という器官のみの重量感の表現。

>「ライアン」は、女性の名前として一般的なのでしょうか?
・笛地も、「プライベート・ライアン」を連想していました。

>私なら、もっとしつこく女体を書き込むのですが適度に表現されています。
・この描写と、速度感のバランスが難しいです。
・英語だとそれが表現できているのに、日本語に移すと消えます。

>乳房による都市破壊にはこだわりがあります
・こだわって、こだわって緻密に書いてください。
・みどうさんも、喜ぶと思います。

>これからも創作活動、頑張ってください。
・ぼちぼちとがんばろうと思っています。

inuさんへ。

>「巨女ゲーム」拝見しましたが、キテますね〜
・キテますよね〜。
・ヘディン氏は、GTSのマニアとしても、究極の地点に立つおひとりでしょうね。
・それでは、皆様、これからもよろしくお願いします。
(笛地静恵)





読後感想文:『巨女ゲーム』  投稿者: 野蛮人  投稿日: 7月19日(火)22時06分18秒

笛池さん初めまして。

・巨女ゲーム
いやぁ〜、僕にはじつにキツい。 読み進めるのが疲れます。
これは笛池さんが仰る様に人間の精神の暗黒面の描写によると思います。
読み手でさえそう感じるのに、原文を読み日本語に再構成された笛池さんの精神力には感服致します。
私はハードコア小説の常套手段であるコア部分の記述を『これでもか!』と言わんばかりに畳み掛ける、
そうする事によって読者を完膚なきまでに叩きのめす、という手法に叩きのめされた一人です。
たしかに、みどう氏が仰る様に死を覚悟の上で「巨女ゲーム」をしたいと考えた理由や、一人握りの富裕層
が自らの楽しみだけの為だけに都市を破壊する事が許される(?)と言う事が気になる所ではありますが、
(『喰い』を書くくせにって突っ込みは無し(笑)で『自殺したいのなら他人を巻き込むな、
一人で勝手にどうぞ』と自爆テロリストに対して言う様な事を考えてるんですけれど・・)
そんな事はどうでもいいと言うか、有無を言わさないパワーで語る口調にはある種の憧れる所があります。

が、僕にとっては10パウンドステーキですね、これ(^^;

ところで、タイトルをボードゲーム(とテレビ番組)に気遣って『巨女ゲーム』となさってますが、
『人生ゲーム』と直訳されても問題は生じないと思いますが如何でしょうか?




いろいろと  投稿者: ゆんぞ  投稿日: 7月20日(水)00時13分33秒
>笛地さん
ヘディン氏は、ギガサイズの女性による破壊を臨場感たっぷりに書くのが凄いす。
これだけのものを書くには場面の細部に渡る想像を要するでしょうし、
翻訳された笛地さんもその再構成には労力が掛かったと思います。お疲れ様でした。

「小舟は空へ」は、するっとした終わり方が良いですね。


皆様へ。  投稿者: 笛地静恵  投稿日: 7月27日(水)23時40分37秒
感想を頂きながら、返信が遅くなりました。申し訳ありません。
仕事が、多忙な時期なのです。

・ゆんぞ様へ。
 『巨女ゲーム』は、臨場感がすごいですよね。
超訳には時間がかかりました。自分の創作の三倍ぐらい。
「小舟は空へ」の最後を「するっと」と形容するのは、うまい表現。
自分で書こうとすると、なかなか、こうは行きません。
ヘディンの意志力。ポコのエスプリ。どちらも身に付けもの。

・野蛮人様へ。
 はじめまして。「食い」の方なんですね。

 10パウンドステーキは、重いですね。
笛地は、あるアメリカでのガーデン・パーティで、
シャラポワのようなスタイルのよい女の子達が、
4〜500グラムはありそうなステーキを、生焼きの状態で、
何枚もぺろりと食べていたのを、見たことがあります。
印象的でした。引き締まったお腹の、どこに入るのだろうか。

 この掲示板にも、ぎゅうたろうさんという、
食いについては、こだわりのある方がいますね。
同種の嗜好でも、いろいろな方向性があります。
フェティシズムというのは、おもしろいものです。


 『人生ゲーム』を遠慮したのは、
中華料理を検索していて『美妖院奇聞』がヒットしたので、
参った記憶があるのです。
(笛地静恵)