誘 拐 U (6)


                        みどうれい

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「うわああーーー!!!」
 俺はもう一度、彼女の足の下で必死に暴れた。
俺は
持っている力の全てを使って、彼女の足と闘った。

 しかし、小さな俺の力ではどうにもならない。
巨大な彼女にとっては、俺の抵抗などくすぐったいだけだろう。

 恐怖から逃れるため、俺は何とか自分が生き残れると考えるようにした。
彼女は、わざわざ手間をかけて俺を誘拐してきたのだ。
 俺を本気で潰してしまったりはしない。
きっと彼女は俺を潰すと脅かして、遊んでいるだけだろう。

 俺の想像が当たっていたのか、やがて、彼女は俺の上に置いた足の力を緩めた。
俺は、彼女の大きな右足の下から這い出した。

 遊ばれているのは分かっていた。
しかし、俺は少しの間だけでも、巨大な足から逃げたかった。
 だが、上半身だけが出たところで、彼女は再び足に力を入れた。
俺は俺の腰と足を押さえられ、じたばたもがいた。

 俺は両手で彼女の足を叩き始めた。
もちろん、巨大な足の肌は少しへこむだけでに何の効果もない。

「そんな力じゃ、私には勝てないわ。」
 楽しそうな笑い声が響く。

 俺は身をよじり、彼女の方を見た。
なんと、彼女は両手で、その巨大な身体を愛撫していた。

 彼女の左手はブルーのパンティーの中に左手を突っ込み、そこを撫でていた。
右手は、豊かな胸元をゆっくりと揉みしだいている。
 彼女の指先は、ぴんと勃った乳首を摘んで遊んでいた。
豊かな尻肉は床に押し付けられ、白い肉柱の太ももは震えている。

 それは、恐ろしくも
セクシーな光景だった。

 このヤロー! 
一人エッチがしたいのなら、一人でやってくれるか。 (怒)
やけくそで俺はぼやく。


 それから、彼女は笑いながら、左足をゆっくりと俺の上に運んだ。
ピンク色の足の裏が真上に迫って来た時、俺は大声で叫んだ。
すごく恐ろしい。 無駄と知りつつも、俺は両腕を上げた。

 彼女は気にもせずに、俺の上半身の上に足を下ろした。
俺の手のひらに、彼女の足の裏が当たる。

 しばらく彼女は、俺の腕の抵抗を楽しむかのように足を止めていたが、
やがて、ゆっくりと足に力を加えた。

 抵抗できるわけがなかった。
彼女の足の強い力に、俺はバンザイをするような格好で、床に押し付けられる、

 俺は彼女の両足の土踏まずの部分に、完全に閉じ込められてしまった。
彼女の姿が、再び見えなくなる。

の足から、逃げることはできないわ。」
 勝ち誇った彼女の声が響く。

「助けてくれー!! (T_T) 」 俺は叫んだ。

 だが、俺の小さな声は、ピンク色の肉の天井にこだまするだけで、
巨大な彼女に聞えたかどうかさえ、不明だった。

 その時ぷちっという小さな音が聞えた。
巨足に捕らえられ周囲が見えない俺は、不安になる。
何の音だ・・・? まさか俺の携帯電話が、潰されたのでは。

 そして、自分の非力さを知った俺は、とうとう抵抗を諦めた。

 彼女は再び足に力を加えた。 俺は再び悲鳴を上げる。
俺は彼女の玩具なのだ。 玩具が動かなくなったら、彼女は面白くないのだ。

 女の子が玩具と遊ぶのに飽きたら、いったい何をするのだろうか??
彼女は、俺を踏み潰してしまうかもしれない。

 俺は必死でもがいた。 彼女に飽きられたらおしまいだ。
彼女の笑い声が足の裏の天井に響く。 俺の抵抗が面白いのだろう。

 彼女は、しばらくの間、俺の身体に足で力を加えたり、緩めたりして、楽しんだ。


 やがて、彼女の声が響いた。
「さぁて、遊ぶのにも飽きちゃったわね。 そろそろあなたを踏み潰してあげるわ。
何か言い残すことはないかしら?」

 俺の脳みそは、恐怖にぶちきれた。

「助けてくれーー!! 何でも、何でもするから潰さないでえええ!!!」

「本当にあなたは、私のために何でもしてくれるの?」
 楽しそうな彼女の声が響く。

「何でもするー! いや、させていただきますううう!!」 俺は叫んだ。

 ピンク色の肉の天井が持ち上がった。 俺はよろめきながら起き上がった。
もう俺は、疲れてへろへろだった。

 巨大な手がすぐに伸びてきて、俺を捕まえた。
俺はじたばたしなかった。 これ以上酷い目にあいたくなかった。

「そう、私のために何でもしてくれるの。 ふふ、嬉しいわ。
それじゃあ、あなたを踏み潰すのだけは勘弁してあげる。」


 彼女は微笑む。 俺の下半身は彼女の右手に握り締められている。
どうすることもできない。

 その時、俺は昔テレビで見た映画「キングコング」を思い出していた。
巨大な猿・キングコングが、ヒロインの女性をその手に捕らえるシーンがあった。
ヒロインは悲鳴を上げるが、コングの力に全く抵抗できない。


 俺はぼんやりと、俺を握り締める巨人女を見つめる。

 彼女はキングコングにも負けないグラマーな胸をしていた。

 全くとんでもない冗談だ。
こういう話では、普通女の子がひどい目に遭い、男が助けるというパターンが多い。

 だが現実には、男の俺が、キングコングと同じサイズの女に捕まっている。

 映画のラストでは、主人公の男性と軍隊が、ヒロインを助けようとした。
しかし、俺には助けがくるあては全くない。

 うぅ・・・なんて不運なんだ。 (;_;)

 その時、床の上に、俺のズボンが見えた。
カメラマンをしている俺は、日頃から正確にポイントとなる一点を見る訓練をしている。
床の上では、俺の携帯電話がばらばらに潰されていた。

 さっき聞こえた「ぷちっ」という音は、やはり、彼女が指先で携帯を潰した音だった。
彼女は、俺が警察に電話するのを見逃す筈がなかった。
唯一の連絡方法を失った俺は、がっかりする。


「ふふ、遊ぶ前にシャワーを浴びないといけないわね。」

 彼女はそう言って、立ち上がろうとした。
ところが、彼女はいきなりよろめいて、倒れそうになった。

「うわ!!」 俺は驚いた。
 彼女が優しく握り締めてくれていたから、あまり痛くはなかったが、
3階から2階に飛び降りたような衝撃に、俺は慌てる。

 彼女の脚が、がくがく震えていた。
どうやら、あまりに興奮した彼女は、もう歩くことすらできないようだった。

 俺を踏みつけるのが、そんなに気持ち良かったのかよ・・・。 (-_-;)
まったく、呆れる。 何という女なのか。


 彼女も自分がよろめいたことにぼんやりしていたが、やがて、机の上に置いてあった箱から、
ウェットティッシューを2〜3枚取り出した。 そのティッシューは畳よりも大きかった。

 彼女はシャワーを浴びるのを諦めたのか、俺を捕らえたままベッドに座った。

「ふふ、ちょっと綺麗にしましょうね。」

 ウェットティッシューを摘んだ2本の太い指が迫る。
俺の身体は、彼女の足と闘って汗だくだ。 彼女は俺の身体を拭うつもりらしい。

 濡れた冷たいティッシューが、肌に触れる。
彼女は、俺の裸のカラダを濡れたティッシューで拭き始めた。

「な、な、何だ、これは・・・気持ちいい??」

 ひんやりとしたティッシューと、彼女の強い指の力を感じる。
彼女の手の中で全く無抵抗な俺は、喘ぎ声を上げる。

 巨大な女の指で、汗だくの俺は拭われている。
この非常識な状況は、何故か俺を興奮させた。

 俺の身体をティッシューが擦るたびに、俺はまるで女の子のような声を出した。
彼女は俺の姿が面白いのか、くすくすと笑っていた。





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