誘 拐 (6)


                        みどうれい

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 私が、彼を踏み潰してあげると言った時、
彼は必死に暴れて、私の足の下から逃れようとした。
彼は持っている力の全てを使って、私の足と闘っているようだ。

 しかし、小さな彼の力ではどうにもならない。
私にとっては彼の抵抗は、くすぐったいだけだ。

 もちろん、私は彼を本気で潰してしまうつもりなどない。
彼は、私の大切な玩具なのだから。

 私はもっと楽しむために、わざと彼の上に置いた足の力を緩めた。
すぐに彼は、私の大きな右足の下から這い出してきた。

 だが、上半身だけが出たところで、私は再び足に力を入れる。
彼は彼の腰と足を押さえられ、じたばたもがいた。

 私の足に、本当に潰されると考えたのだろうか、
彼は両手で私の足を叩き始めた。 もちろん、私は全然平気だ。

「そんな力じゃ、私には勝てないわ。」
 私は笑いながら、空いている左足をゆっくりと彼の上に運んだ。

 もう一方の足が真上に来た時、彼は大きな声で叫んだ。
巨大な足の裏が迫って来るのは、さぞ恐ろしい光景だろう。

 彼は、彼の細くて小さな両腕を上げた。
私の左足を押し戻そうとすることができるとでも思っているのだろうか?

 私はかまわず、彼の上半身の上に足を下ろした。
彼の小さな手のひらが二つ、私の足の裏に当たる。

 それは奇妙に心地よい感触だった。
しばらく私は、足下の彼の両手の感触を楽しんでいたが、
やがて、ゆっくりと足に力を加えた。

 彼に抵抗できる訳がなかった。
私の足の強い力に、彼はバンザイをするような格好で、床に押し付けられる、

 彼は私の両足の土踏まずの部分に、完全に閉じ込められてしまった。
彼は再び私からは見えなくなる。

「私の足から、逃げることはできないわ。」
 私は微笑みながら、両足の下に感じる彼の無意味な努力を楽しんだ。

 その時、私は彼の携帯電話のことを思い出した。
床の上を見ると、私の手の届くところに、それは落ちていた。
彼は本当にこの携帯を使うつもりだったのかしら?

 私は左手を伸ばし、指先で床の上のそれに触った。
指先に小さくて硬い感触を感じる。
これを壊してしまえば、もう彼は外部と連絡はとれない。

 ちょっと、彼が可哀想な気もするが、彼は私の玩具なのだ。
玩具に携帯は必要ないだろう。

 私は指先に軽く力を込めた。
ぷちっという小さな音と共に、彼の小さな携帯はあっさり壊れてしまった。

 携帯が粉々になった時、私の背中はぞくっとした。
私の指先で彼の身体が潰れてしまう光景を想像したからだ。

 私がその気になれば、携帯を潰すのと同じくらい簡単に彼を潰してしまえる。
その想像は、私をとても熱くした。 私は、再び彼の方に注意を向けた。

 現在、私は床の上にしゃがみ込んで、両足で彼を踏みつけている。
彼は疲れきったのか、諦めたのか、今はじっとしている。

 私は再び足に力を加えた。 彼の悲鳴が足に響く。
快感に、私はぼっとなる。

 私の身体が逞しいオトコの手で愛撫して欲しがっている。
しかし、私の足の下にいる彼は、私のボディを慰めることはできない。

 仕方が無いので、私は自分で自分を慰めることにした。

 私は右手で私の大きな乳房を愛撫し、勃起した乳首を摘む。
そして左手の指で、私の大事なところをいじって、自分を喜ばせる。

 き、気持ちいい・・・。
私は信じられない快感に、思わず喜びの声を上げてしまう。

 とても大きな声だ。
父さんと暮らしていた時には、一度も出したことのないよがり声だ。


 その時、私は父さんのことを思い出した。

 母さんがお星さまになってから、父さんは男手一つで私を育ててくれた。
美人で可愛い私に、父さんはべた甘だ。

 学校を卒業した私が「独り暮らしをしたい。」と言って、おねだりをしたら、
セキュリティ付の豪華マンションも買ってくれた。

 父さんは、私のことを信頼してくれている。
私を独りにしておいても、きっと間違いを起こすようなことはないと・・・。

 あぁ、それなのに、それなのに、私は父さんに隠れてこんな恥ずかしいことをしている。

 可愛い一人娘の私が、見知らぬ男を15センチの小人にして、彼を部屋に連れ込み、
足で踏みつけて遊んでいるのを見たら、父さんは何と言うだろうか。

「父さんは、お前をそんな子に育てた覚えはない。」 と言って怒るのだろうか?


 御免なさい。 父さん。 私はとっても悪い女の子なの。
満月のたびに、私のカラダの中で何かが騒ぐの。

 そして、私だけに使える魔法で、オトコを小人にして玩具にしてしまうの!
私は小人にイタズラするのが大好きなの、 あぁ、悪い私を許して!!

 父さんが悲しい目で見ているような気がした私は、何故かよけいに興奮した。

 私はその時、15センチにされた彼のことを思い出した。
彼はまだ私の足の下でもがいている。 私は彼のことを考えた。
この場所にいない父さんに謝るなら、彼にも詫びる必要があるのではないか。

 だがこの時私には、彼に悪いことをしている気がしなかった。
彼をこの部屋に連れてきた時、私は彼に悪いなーと思っていた、
しかし、今、そんな感情はほとんどない。

 私の足の下にいる彼は、自分を自由にする力すらない。
彼は私の玩具なのだ。 どうして玩具に遠慮する必要があるのだろうか。

 自分がわるい娘だと認識した私は、ますます興奮してしまった。
私は、私のふくよかな胸を揉み、胸を持ち上げ乳首をしゃぶった。
私の手は縦横無尽に動き、私の身体を愛撫した。

 私は、その後10分くらい彼の身体に足で力を加えたり、緩めたりして、
彼の悲鳴を聞き、楽しんだ。

 だがそのうち、私は自分の手だけの愛撫では満足できなくなった。
これでは、私が毎晩やっているひとりエッチと同じではないか。

 やはり、彼の身体を私のボディに擦り付けて遊ばないといけない。

 そう思った私は足を上げ彼を解放しようかと考えた。
しかし、私はさっき興奮して彼を踏み潰すと言ったことを思い出した。

 言ったことには、責任を持たなければならない。 私は彼に声をかけた。
「さぁて、遊ぶのにも飽きちゃったわね。 そろそろあなたを踏み潰してあげるわ。
 そして、私の足に今までより強めに力を込める。
「さぁ、何か言い残すことはないかしら?」

 ただの冗談だったのだが、彼は本気にしたらしい。 私に必死で叫ぶ。
彼は足の裏に隠れているので、その声は聞き取りにくいのだが、
何でもするから潰さないでくれ とか言っているようだ。

 私は微笑んだ。 彼の言葉にほっとしたような気がした。
彼を痛めつけるのが、私の目的ではない。
彼が私のために何でもする。 それこそが私の望んだことなのだ。

 念のために私は、彼に確認した。
「本当にあなたは、私のために何でもしてくれるの?」

 彼は、何でもするー! とか叫んでいる。

 彼と追いかけっこをするつもりだったけど、まぁいい、また後にしよう。
今、私はとても彼の身体が欲しかった。

 私は、彼の上から足を上げ、彼を解放した。
すぐに彼は、起き上がった。 意外に元気そうだ。

 私はすばやく手を伸ばし、彼を捕まえる。
彼の身体は、ほとんど重さを感じないくらい軽かった。

「そう、私のために何でもしてくれるの。 ふふ、嬉しいわ。
それじゃあ、あなたを踏み潰すのだけは勘弁してあげる。」
 手の中に彼の温かさを感じながら、私は微笑む。

 さて、そろそろお楽しみの時間よ。
たっぷりと彼の身体を楽しまないといけないわ。

 だがその前にシャワーを浴びなければならない。
私は今から彼と遊ぶのだ。 
最初に、私は私の舌で彼の全身をおしゃぶりするつもりだ。

 私の足に踏みつけられて、彼は汗をかいている。
彼の身体をきれいにしてあげなくては、彼のカラダを舐めることができない。

 私は彼を捕らえたまま、風呂場へ行こうと立ち上がった。

「えっ??」 私は驚いた。 私はよろめいて、倒れそうになったのだ。

 あまりに興奮した私は、もう歩くことすらできなかったのだ。
脚ががくがく震えていた。 これでは、シャワーを浴びることができない。

 ふと机の上を見ると、私が掃除用に使っているウェットティッシューが置いてあった。
今は、これで彼をきれいにするしかない。

 私はティッシューを2〜3枚取り出し、彼を捕らえたままベッドに座った。

「ふふ、ちょっと綺麗にしましょうね。」
 私はそう言いながら、彼の裸のカラダを濡れたティッシューで拭き始めた。

 ひんやりとしたティッシューと、私の強い指の力を感じるのだろう。
私の手の中で全く無抵抗な彼は、喘ぎ声を上げる。

 私が彼の身体をティッシューで擦るたびに、彼がまるで女の子のように喘ぐ。
私は彼の姿が面白かったので、くすくすと笑った。

 彼は怯えたような目で私を見あげていた。
おそらく彼も自分が今から私にされることを、知っているだろう。

 ティッシューで拭いてあげたおかげで、彼のカラダはだいぶ綺麗になったようだ。
これで彼をしゃぶることができる。

 そう考えた私は、楽しくなって微笑んだ。




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