身長3mの女性の国(4)



                        みどうれい

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 俺は、ぽかんと口を開けたまま、佐恵子を見つめた。
そんな・・・、さっきまで身長3mの国だったのに・・・、

 だが、まぎれもなく佐恵子は身長4mの巨体でそこにそびえ立っていた。

 へ、変だ・・・。 こんなことが起こる筈がない!!
この時になって、ようやく俺は心配になってきた。

 もっと早く、おかしいのに気がつくべきだった。

 俺の作ったパソコンソフトが大ヒットして、俺が社長になったというのは、まぁいい。
運がよければ、そんなラッキーなこともあるかもしれない。

 しかし、俺より身長の低かった佐恵子が、俺の2倍以上の身長になるなんて、ありえない!

 「何故そんなに大きいのか?」と聞いたら、
「日本は身長3mの女性の国だから当たり前です」
というたわけた返事しか、かえって来なかった。

 俺は魅力的な佐恵子にメロメロになっていたので、彼女との再会を喜んでいたが、
昼飯を食べた僅かの時間に、彼女は朝よりも1mも大きくなってしまった。

 大きくなった理由を聞いたら、
「日本は身長4mの女性の国です」だとぉ!?
こんなアホな話が、あるわけがない。

 いくら何でも、絶対おかしい!!
はやく理由を知らなければ、えらいことになるかもしれない。

 しかし・・・、どうするのだ??
これは俺の周りが・・・いや、へたをすると全世界が変わっているのかもしれない。
そして、みんな別に不思議だとも何とも思っていないらしい!

 その時、ジャケットを脱いだ佐恵子が、俺の目の前にしゃがみこんだ。
彼女の美しくて大きな顔が、俺のすぐ目の前に来る。

 彼女のブラウスの前は、大きく開かれていた。
俺は、男の本能に従い、彼女の胸の谷間を覗き込む。
 ぷるんぷるん揺れている彼女の豊かな胸に、俺の目は釘付けになる。
俺はごくりと生唾を飲み込む。 明らかに、彼女は俺を誘っていた。

「社長、少しリラックスいたしましょう。」
 佐恵子はそう言うと、大きな手を伸ばし、ゆっくりと俺の服を脱がし始めた。
彼女が大きくなったせいだろうか、彼女の声は俺の身体に響くように感じられる。

「ちょっ、ちょっと待ってくれ! 佐恵子・・・君、 あの、そこに座って。」
 彼女にジャケットを脱がされワイシャツ姿になった俺は、叫んだ。

 彼女は怪訝な表情をしたが、俺の言葉に従い素直に椅子に座る。
こんなに大きな女性が俺の言う通りにしてくれるのは、すごく嬉しかった。

 俺たちが入ったホテルの一室は、すごく豪華な造りだった。
そこには、女性用の大きい椅子と男性用の小さな椅子が、向かい合わせで置いてあった。
 俺は、背もたれあるクッションのきいた椅子に座った。 ふかふかで座り心地がいい。
目の前に座る佐恵子のミニスカートの下から純白のパンティーが見えている。

 彼女が大きいので、俺たちが向き合って座れば、どうしてもスカートの中が見えてしまう。
俺は、またしても男の本能に従い、彼女のパンチラを覗き込む。

 い、いかん! 彼女のパンティーに見惚れている場合ではない!
これでは、まるで「えっちなオヤジ」みたいだ。 俺は社長で、きわめて「まともな青年」なのだ。
佐恵子のパンティーを覗きながら、話をするなどできるわけがない。

 俺はしぶしぶ立ち上がった。 それでも彼女は俺の身長の2.5倍もあるので、
俺の目線に彼女の突き出した胸が来る。 彼女の巨乳はすごく魅力的だ。
 とにかくこれで、彼女のパンティーは見えなくなった。

「どうなさったのですか? 社長。」 佐恵子が不思議そうに尋ねる。

 彼女のハスキーな声に、ぼっとしながらも、俺はどうすればいいのかを考えていた。

 以前、俺に、マイクロ・オフィス社が「技術を買いたい」と、メールをくれたことがあった。
超有名企業に認めてもらった俺は、大喜びだったが、それを聞いた多田山が怒った。
 「大企業にソフトを売るより、自分達で会社を創った方がいい」と、言うのだ。

 多田山の言ったことが、正しかったのかどうか分からない。
しかし、俺が社長になった事により、魅力的な佐恵子に再会できたのだから、
多田山の忠告は、俺にとって正解だったと言えるかもしれない。
 そして、学校ではいつも授業をさぼっていた多田山が、今は、ちゃんと仕事をしている。
あいつなりに、俺との約束を守ろうと、考えてくれているのかもしれない。

 そうだ、俺には「俺のことを心配してくれる友達」がいるんだ。

 今、俺の身にとんでもない事が起こっている。
中学校時代、テスト前はいつも、俺は佐恵子にノートを見せてもらっていた。
 佐恵子は頼りになる。 彼女に相談してみよう。


「君に、話したい事があるんだ。」
 俺はどう言ったらいいのかと迷いながら、彼女に声をかけた。

「話したい事って・・・? 社長が私のことを好きだってことですか!!」
 彼女は、とても嬉しそうに叫ぶ。

 違うーー!! 俺はずっこける。
確かに佐恵子は魅力的だが、今はそんな呑気な事を話している場合ではない。
「あ、あの、佐恵子・・・君。 (-_-;)」

 ちなみにこの時、俺は彼女のことを「佐恵子君」と呼んでいる。
彼女はすごく大きくて魅力的なので、本当は「佐恵子さん」と言いたかったが、
彼女は俺の秘書になったので、とりあえず、そう呼ぶことにした。

 俺が社長である以上、上下関係ははっきりさせておくべきだと俺は思う。
幸い、彼女は、俺に丁寧な言葉使いをしてくれている。
だが、今はそんなことを喜んでいる場合でもない。

「変だと思わないか? この世界が。」

「変って・・・、 何が変なのです?」 彼女は俺の言っている意味が分からないらしい。

「つまり、その・・・なんで女の子が大きいのだあ??」 俺は単刀直入に聞く。

「なんでって・・・、みんな普通の大きさですけど?」 彼女は怪訝な表情をしていた。
 身長4mの国では、女の子が大きいと言われても意味が分からないらしい。

「いや、あの、男が小さいと・・・、困るだろ、そうだ働けないじゃないか!」
 彼女は全然不思議だと思っていないようなので、俺は別の疑問を口にした。
この世界の矛盾点を指摘すれば、彼女もここが変だと理解してくれるかもしれない。

 だが、佐恵子は別になんでもないように返事をする。
「えぇ、そうですわ。 普通、男の人は働いたりしません。」

「え・・・働いていないの? 男は・・・。」
 俺は拍子抜けする。 そう言えばオフィス街に男性はほとんどいなかった。

「あの・・・社長、なんでこんな当たり前の事を聞かれるのですか?」

 佐恵子は不思議そうな顔をしている。
みんな知っている話を、何故いちいち言わなければならないのだ という口調だ。

「いや、教えてくれ。 本当に働いていないの? 男は。」
 俺は言葉を続けた。 どうやら、俺は別の世界に来てしまったとしか思えない。
ならば、とにかく今は、この世界の事を知らなければならない。

 たしかに考えてみれば、この世界では、女性の方がずっと強いだろうから、
肉体労働だけを考えれば、男の出る幕はあるまい。
 頭を使う仕事があると言えば、そうなのだが、街を歩いていた時に見た女性は、
皆、とても知性的な顔をしていた。 彼女たちは、きちんと仕事をこなせるような気がする。
ならば、職場に彼女たちよりずっと小さな男がいても、邪魔になるだけかもしれない。

「えぇ、 社長みたいに、仕事をなさっておられる方は少ないです。
たいがいの殿方は、女の子に生活の面倒をみてもらって
にいます。」

 俺はぼんやりと考えた。
俺が昨日まで暮していた世界では、女性の社会進出が進んだとはいえ、
仕事に関しては男が中心の社会だった。 肉体的に男が強かったからそうなったのだろう。
 しかし、この世界では、女性の方がずっと大きくて強い。
ならばここは、「女性を中心とした社会」に進化したのかもしれない。

「そうか、男は、家で、炊事や洗濯でもしてるのか・・・。」
 俺はぼんやりとそう言った。

「とんでもありません! 殿方にそんな事をさせられませんわ!!
男性の方の身の回りのお世話は、みんな私たち女の仕事です。」

 彼女は驚いたように言う。
佐恵子の言葉には、男性を思いやる心がこもっていた。

 うぅ、なんて健気なんだ。 俺は感動する。

 まぁ、この世界の家は女性を基準にして造られているので、相対的に小さな男が
家事をやっても、幼児が手伝っているようなもので、あまり役に立たないかもしれない。

「ず、ずいぶん・・・、のんびりした生活をしているんだな。 ここの男たちは。」

 身長4mの女性に働かせて生活費を稼がせ、自分は家で寝てる。
そして、仕事から帰ってきた彼女が、家事までやってくれる・・・。
 どう考えても男は「ぐうたら亭主」だとしか言い様がないが、女の子も喜んでくれるのなら、
それはそれで、すごく楽しい生活なんじゃないのだろうか??

「えぇ、でも、のんびりというわけではありませんわ。 たいへんですのよ。
1人で、自分よりも大きな
女の子を10人も満足させるのって。」







 えっ・・・ 今、なんて言った???



 その時、佐恵子の腕が伸びてきて、俺の身体を彼女の方に引き寄せた。
「うわ!!」 突然の事に俺は驚く。

 だが、彼女は気にもせずに、座ったままの体勢で、俺を彼女の太ももの上に乗せた。
「社長、 お疲れでしょう、私の膝の上でくつろいで下さい。」

 椅子に座った佐恵子の前で自分も座り、彼女のパンチラをじっと見るのは情けないので、
俺は、ずっと立ったまま会話をしていた。
 それで、彼女は俺が疲れると思って、膝の上に乗せてくれたらしい。
身長4m以上もある彼女の力の前に、俺は赤ん坊扱いだ。

 俺は佐恵子の太ももの上に仰向けに寝かされ、彼女の顔を見上げる。
彼女はにこやかに微笑みながら、ふくよかな胸の上から俺を覗き込んでいた。
彼女の温かい太ももを背中に感じる・・・。 彼女の大きな手が俺の身体の上に置かれる。

 うぅ・・・、気持ちいい。
俺は、彼女が強い力で俺を支配できる事を思い出した。
またしても俺の息子は、ズボンの中で大きくなる。


 だが、それ以上に俺は、俺の置かれている状況を知りたかった。
「あ、あの、佐恵子君! 10人の女の子を満足させるって、何だよそれは?」
 彼女に赤ん坊のように抱かれながら、俺は言う。

「・・・殿方が10人の女性と結婚しなければならないのは当たり前じゃありませんか。
国民の義務ですわ。
現に社長だって、もう
3人の奥さんがいらっしゃるじゃありませんか。」



「何だとおおお!!!」 俺は彼女の言葉に驚いた。


 男が10人の女性と結婚しなければならないとは、無茶苦茶だ。
だが俺が以前いた世界でも、よく似た習慣が全く無いわけではない。
 中東か何処かで、4人までなら妻を持っても許される国があるという話を、聞いたことがある。
それは昔、戦争で男が減り、未亡人になった女性を救済するためにできた考え方らしい。

 街の様子を見れば、この社会は男性が極端に少ない。 きっと男の出生率が低いのだろう。
男女が1対1の結婚をすれば、大勢の女性が独身のままになる。
冷静に考えれば、男は何人かの女性と結婚しなければ、社会が維持できないだろう。

 実際に身長4mの奥さんを10人も、小さな男が満足させてやれるかどうかはともかく、
そういう習慣があっても、別におかしくはない。


 それよりも、俺が驚いたのは、「俺に3人の妻がいる」という彼女の言葉だ。
俺はまだ独身だ。 結婚した覚えなど無い!!

 その時、佐恵子が、その大きな手で俺の身体をまさぐりだした。

「うっひゃっひゃっひゃっ! ちょっと、何するの! 佐恵子君、やめて。」
 温かくて力強い手で、無防備な俺の腹や胸をいじられ、俺はくすぐったさに身悶える

「社長、どうやら本当にお疲れのようですわ。 佐恵子が癒してさしあげます。」
 もう退屈な会話など飽き飽きしたという感じで、佐恵子は言う。

「うっひゃっひゃっ、ちょっ、ちょっと、待ってぇ!」
 彼女の太ももの上の俺は、彼女の手を押さえようとするが、全く抵抗できない。
彼女は、俺の言葉など気にもせずに、俺の身体いじる。

 佐恵子は「癒してあげます」とか言っていたが、これはどう考えても「くすぐっている」だ。
しかし、奇妙な事に、そのすぐったさはとても心地よい感覚に変わっていった。

「あぁ・・・。」 俺は女の子のような喘ぎ声を上げる。
 俺よりもずっと大きい彼女の前に、俺は全く無力だった。

 その時、彼女の手が遠慮がちに、俺の下腹部に伸ばされた。

「あぁ!! そこはダメだ!! (T_T) 」 俺は恥ずかしさのあまり叫んだ。

 しかし、その時すでに、彼女の大きな手が俺の息子の上に置かれていた。
快感のため、もちろんそこは、とっくに大きくなっていた。

 俺は、椅子に座った佐恵子の太ももの上に、仰向けに寝かされている。
俺の非力な腕では、彼女の手を押しとどめる事など不可能だ。
従って、彼女がその気になれば、俺の身体の何処でもいじる事ができる。

「あれー、 社長のここ、どうしてこんなに大きいのですか?」
 佐恵子は無邪気な女の子のような声で言う。
とても今日来たばかりの女性秘書がする事ではない。
俺は恥ずかしさのため、真っ赤になる。

「ねぇ、社長・・・。 私もあなたにお話したい事があるのです。
社長はとっても素晴らしい男性ですわ。 ハンサムでユーモアがあるし・・・。
ほとんどの男性が家にいるのに、社長はバリバリ仕事をなさっています。
女の子なら、誰でもこんな魅力的な殿方を放っておきませんわ。」

 佐恵子はセクシーな声で言う。

 俺はますます恥ずかしくなる。
あまりにも強すぎる彼女の前に、俺は全くいいところ無しだ。
彼女も、さすがに俺が「男らしい」とか「逞しい」とか言えなかったようだ。
 それなのに、彼女は俺の良いところを見つけて、褒めてくれた。
まぁ、ちょっと大袈裟すぎる褒め方のような気もするが、やはり、そう言われれば嬉しい。

「私を雇ってくださった社長は、きっと私に優しくしてくださるでしょう・・・。
そして、私は、あなたに好意を持ち・・・、
結局、私たちはベットを
共にする事になると思うわ。

 うぅ、凄い大胆な発言・・・。 はっきり言って、嬉しい。

「それならいっそのこと、順序を逆にして、ベットから先に始めませんか?
きっと社長も、喜んでくださると思いますわ。」


 俺は、彼女の言った事が信じられなかった。
彼女が俺に好意をいだいてくれているのは、理解していたが、
グラマーで美しい彼女が、こんな事を言ってくれるなんて・・・。

 驚いた俺が呆然としているので、業をにやしたのだろうか、
ゆっくりと彼女の手は、ズボンの上から俺のモノを愛撫した。
俺の息子は、もうこれ以上はないというくらい大きくなる。

 き、気持ちいい・・・。 俺の頭はぼっとなる。
大きな女性の手で、身体を愛撫されるのは凄い快感だった。

「ふふ、窮屈そうですわね。 今、楽にしてさし上げますわ。」
 佐恵子はそう言うと、なんと俺のズボンのチャックを降ろし始めた。

「あぁ・・・。」 俺はまたしても喘ぎ声を上げる。

 彼女はすぐに俺のズボンのチャックを開き、そこに指を突っ込む。
彼女の手は大きいので、チャックの間からは指が二本しか入らない。
薄いブリーフの上から、彼女の温かい手指の感触を感じる。

 俺が本気で抵抗しないのを知り、佐恵子はさらに大胆になる。
彼女は、さも愛しいげな表情で俺のモノを愛撫する。
全身に戦慄のような快感が走る。 もう爆発寸前だ。


「ちょっと、待って、話を聞いてくれ、佐恵子!! 」 俺は叫ぶ。
 俺の強い口調に、彼女は手を止める。
おかげで、彼女の手だけでイッテしまいそうになった俺は一息つく。

「す、すまない、佐恵子君、こんな事しちゃダメだ! 俺には・・・妻がいるんだ。」
 俺は「昼間テレビでやっている恋愛ドラマ」みたいなセリフを言う。

 彼女と喜んでラブホテルに入っておきながら、「今さら何を言っているのか」と俺も思う。
だがそれは二人とも独身の場合の話だ。

 俺は今朝、多田山に彼女の履歴書を見せてもらったので、彼女が独身だと知っている。
互いに合意の上なら、独身の男女が「むふふな事」をしたところで、別に問題はない。

 しかし、俺が結婚しているのなら、全然話は違ってくる。
この世界の俺には、妻がいるらしいのだ!!
 何処の誰と結婚したのか全く記憶に無いのだが、それでも結婚したからには、
「妻だという女性」は、俺を愛してくれているに違いない。
 妻が3人もいるのに、真昼間から、他の女性とえっちな事などできない・・・。

 だが、彼女はあっけらかんと言う。
「あーら、その事でしたら、全く心配はありませんわ。
社長が私を
4人目の妻にしてくださったらいいのですわ。」

 そ、それって・・・プロポーズ?? 俺は凄く嬉しかった。

 佐恵子は再び、服の上から俺の身体を愛撫しだした。
とろけるような快感に、俺はぼうっとなる。

「ふふ、私は他の誰よりも素晴らしい奥さんになってみますわ。 社長。」
 俺が全く抵抗できないのを見て、勝ち誇ったかのように彼女は言う。

 い、いけない・・・、このままでは完全に彼女のペースだ。
この世界では、一人の男が大勢の女性と交際するのは当然の話かもしれない。
しかし、それでも、俺は妻を裏切るような事はしたくなかった。

 そして何よりも気になるのは、魅力的な佐恵子が俺にこんな大胆な事をすることだ。
彼女の魅力にメロメロになってはいるが、俺とて、まるっきりのバカではない。

 おかしい!! この世界は、やっぱり変だ!

「聞いてくれ、 俺は別の世界から来たんだ!」 俺は気力を振り絞り、彼女に叫んだ。

「別の世界・・・??」 佐恵子は手を止め、いぶかしげな表情をする。

「そうだ、俺は別の世界に住んでいた。 そこでは男より大きな女の子は、ほとんどいないんだ」
 今はとにかく彼女に真実を知ってもらうしかない。




 だが、彼女は不思議そうに言う。

「まぁ、それはたいへんな世界ですわね。
女性が殿方より大きくないとは・・・、何かと不便です。 お仕事ができませんし。
でも、それはおかしいですわ、
日本は昔から身長5mの女性の国なんですから。」




 俺は絶句する。





 ・・・・・・、 ・・・・・・。 





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  (-_-;)   (-_-;)







「ちょっ、ちょっ、ちょっと待てええええーー!! (>_<)  」

 二呼吸ほどおいて俺は叫んだ。


 だが彼女は俺の驚きなど気にもせずに、俺をしっかりと抱きしめ立ち上がった。

「社長のジョークは面白かったですわ。 でも、お話はここまでにしましょう。」

 佐恵子は荒い息をしていた。 彼女は明らかに欲情していた。


 立ち上がった彼女を見て俺は驚いた。 彼女はゆうに俺の3倍以上の身長があった。





 彼女は、身長5m以上もある大女だった。




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