《 お願い! 妖精王 》 君のお尻に恋してる編

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 男がいた。 彼女に恋をしていた。

 ある日、彼女が岩を登る時、手伝ってあげた。

 かわいいお尻に、手を当てて・・・。



 そして怒った彼女に、ほっぺた、どつかれた。

 あ;あ。 なんでなの〜 (;_;)


「彼女と仲よくなって、いっしょに暮らせるようにしてください!」
 その夜、男はそう願いながら眠りについた。

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 そして、ここは夢の中・・・。
男は異世界バイストン・ウェルルを旅していた。

 男はステンドグラスの蝶に乗って、氷の谷と炎の山の上を飛んだ。



 長い旅路の果て、男は妖精王に会い願いを言った。

男 : 「妖精王様、私は彼女を愛しているのです」
妖精王 : 「・・・それがどうかしたのか?」

男 : 「彼女といっしょに暮らしたいのです」
妖精王 : 「自分から愛の告白でもすればよかろう」

男 : 「それがお尻さわったら、怒られたのです」
妖精王 : 「アホか、お前は。相手にその気がないなら諦めろ」



男 : 「どうしても彼女といっしょに暮らしたいのです!」
妖精王 : 「まぁ、方法が一つないコトもないが、あまりお勧めできん・・・」

男 : 「彼女と暮らせるのなら、私はどうなってもいいです」
妖精王 : 「汝の願い、聞きとどけた」



 目が覚めた男は驚いた。
男は
身長4センチの小人になっていた。

 「ちょ、ちょっと妖精王さま、いったいどうなってるんですか!」
驚く男に妖精王の返事はなかった。

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 男は運がよかった。 「小人になった彼」を彼女が見つけてくれた。
困っている男を見かねて、彼女は自分の家に連れて帰ってくれた。

 最初は、どうすればいいか分からなかったけど、
小さな男一人では何もできないので、彼女が色々と世話をやいてくれた。

 同じ屋根の下、そのうちに二人は愛し合うようになった。

 あぁ、巨大な彼女は素晴らしい〜〜! 男は大感激だった。



 妖精王様は約束を守った。

 こうして男は、今も彼女と楽しく暮らしているのだった。



 《終わり》


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