《 体育館の危ない身体検査 》


                   絵 : WarzWarsさん



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巨大化した遥子は、メジャーの先っぽを摘んで、俺の頭上高くへと持ち上げた。


 とても手のとどかない高さだ。


 
はどうしていいか分からずに、ただ呆然と彼女を見上げるのだった。





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 俺の名前は南野英彦、 東雲高校の校医をしている。

 仕事について2年、この学校は働きやすく、生徒達も俺のことを好いてくれていて、平穏だがそれなりに充実した毎日をおくっていた。

 そんなある日、いつものように保健室で書類の整理をしていた俺は、多野中校長先生からの内線電話で、とんでもないことを聞いた。

 体育の授業中、一人の生徒が突然
大きくなったというのだ。

 俺は驚いた。 ついにこの高校にも、それが起こってしまったのか・・・。

 その巨大化現象は、世界各地で起こっていた。

 ある日突然、女の子が巨大化するのだ。 原因は全く不明だ。 半年前に地球に接近したボラー大彗星のせいだとも言われている。

 大きくなるサイズは身長3〜10mくらいとまちまちで、何故か15〜25歳くらいの若い女性に限られていた。

 俺は急いで、校長先生の言う通り保健室のベッドのシーツを掴み、体育館に走った。 そこでは体操服姿の生徒たちがざわめいていた。

「あ、南野先生、よく来て下さった!」 体育館の扉を守るように立っていた校長先生が、俺に声をかける。

「さぁ、頼みますよ、なんとかしてください。」 校長にせかされて俺は体育館に駆け込む。

 俺は驚いた。

 すごく大きな裸の女の子がそこにいたのだ。

 でかい、信じられないくらいでかい・・・、

 身長は少なく見積もっても8〜9メートルはあるだろうか。 彼女は天井の高いこの体育館でも立つことができずに、そこにしゃがみこんでいた。

「あ、南野先生ー。」 という甘ったるい声で、俺ははじめて彼女が一年生の三崎 遥子(みさき ようこ)であることに気がついた。

 彼女のことは俺もよく知っている。 小柄だが目のぱっちりした彼女は、学校でも男子生徒に人気がある。 保健委員の彼女は、俺の手伝いをしてくれる事も何回かあった。 いつも朗らかな遥子のことを、俺もなんとなく意識していた。

 俺はたじろいだ。 遥子の巨大さにも驚かされたが、彼女は真っ裸だったのだ。 おそらく巨大化した時に、彼女の服が脱げたのであろう。 彼女の巨体を隠せる服など、学校中探しても何処にも無いだろう。

「み、三崎クン、こ、これを・・・。」

 俺は目のやり場に困りながら、保健室から持ってきたベッドのシーツを渡す。

「え・・・? あぁ、服、破れちゃったのね、てへっ。」

 彼女は今気がついたように笑い、俺の手渡したシーツを受け取り腰を隠した。

 なんということか、ベッドの大きなシーツでさえ、しゃがみこんだ遥子の太ももの付け根を隠すことしかできない。 俺は遥子はとんでもない巨人になった事を実感した。

 彼女の裸体を目の当たりにして、俺の股間のものはズボンの中で硬くなっている。 ズボンが痛くなった俺は、彼女に気がつかれぬように、前かがみになってしまう。


 遥子はうろたえる俺を見て、楽しそうに笑っている。 さすがに恥ずかしいのか両手で胸を隠しているが、それでも余裕の表情だ。 普通ならこんなトラブルに巻き込まれたら、女の子は泣き喚くと思うのだが・・・。

 とにかく彼女が冷静である事は有難い。 つい先月隣町で身長9メートルくらいになった少女がパニックを起し暴れだし、自宅と隣近所の家をなんと六軒も叩き潰してしまったことを、俺はニュースで見て知っていた。 幸い住人はすぐに逃げたので怪我人はでなかったが、へたをすればたいへんな事になるところだった。

 それから俺は彼女の裸を見ないようにしながら話をして、彼女が落ち着いていることを確認した。

「そ、それじゃ・・・身体検査をするぞ・・・。」

 俺は彼女の
巨体に圧倒されながらも、そう言った。

 巨大化現象が起きた場合、状況を役所に報告しなければならない決まりになっていた。 政府は特別立法で、女の子が巨大化したら服と住居を国が支給することを決めていた。 俺は彼女の身体検査をしなければならない。

「まず身長を確認しないとな・・・。」 役所に頼んで、彼女の服を作ってもらわないといけない。

 俺はそこに置いてあったメジャーを拾った。 走り幅跳び等の何メートルもの寸法を計測する器具なのだが、これなら彼女の身長を計れるだろう。

「あ、私が手伝いますよ。」

 遥子は微笑みながら、自分の胸から手を離し、俺の持ったメジャーの先をつまみ、俺の頭上高くへと高く持ちあげる。

 彼女は座ったまま手を上げたのに、メジャーの先は、俺のずっと上にある。 とても手が届かない。



 彼女の行動につられ、俺は視線を上げる。 彼女が胸から両手を離したので、彼女のおっぱいがすぐ目の前に見えた。

 遥子のおっぱいは猛烈に盛り上がっていた。

 学生服の上からしか見たことはなかったが、彼女の胸は思春期にありがちな今だ膨らみつつある少女の胸という雰囲気だった。

 しかし、今、巨大化した彼女の胸はその巨体と比べても、信じられないくらいの大きさになっている。 彼女の頭のさらに何倍もの大きさがあるのだ。

 文字通り山のような大きさの胸が二つも、俺の頭の上で、ゆさゆさと揺れている。

 若く健康的な彼女のおっぱいは、こんなに巨大であるにも関わらず形が崩れることもなく、弾けるように大きく盛り上っていた。

 一つでも軽く直径が1メートル50センチを超えているおっぱいの真ん中には、俺の手のひらよりも大きなピンク色の乳輪に囲まれた可愛い乳首があった。

 俺はゴクリと音を出して、生唾を飲み込む。 俺は、そのあまりの巨大さと美しさに、目を離す事ができなくなってしまった。

「やだー! センセイ、何、じっと見てるんですかー!?」

 遥子の笑い声に俺は我に返る。 俺は馬鹿のように彼女の胸を見つめていた。

「あ、い、いや、何も見てない・・・俺は何も見てないぞ。」

「うそ、センセイったら、わたしのおっぱい、じっと見てたじゃないですか、おっぱい。」

 図星をさされて俺は焦る。 そんな事、言ったって・・・目の前でそんな大きな胸を見せられたら。 男なら誰だって、見つめてしまう・・・。

 しかし・・。文句を言うなら、手で胸を隠せよな、胸を・・・。 俺は心の中でぼやいたが、大きな彼女の迫力に押されて、何も言えなかった。

 それにしても、彼女の様子がおかしい。 いつもなら俺に、こんな馴れ馴れしい口調で話しかけたりしないのに・・・。 やはり巨大化して、精神が高揚しているのか・・・?

「センセイ、身長の測定よりも、もっと大事なことをしていただけませんか?」

 彼女は焦る俺を見下ろしながら、訳ありげな口調で言う。

「だ、大事な事って・・・、何?」

 その時の俺は、少しうろたえていた。

「そうですね・・・、まずは脈拍をみていただけませんか?」

 彼女の言う事はもっともだ。 巨大化した女の子がいつも健康だとは限らない。 校医である俺のすることは、彼女の検診をすることだろう。 

 彼女はメジャーを捨て、腕を俺の前に突き出す。 太い腕だ。 俺の両手を使っても掴みきることができない。 しかし彼女の腕はこんなに大きいのに、女の子らしい優美さと繊細さがあった。

 俺はどきどきしながら、彼女の腕に手をやる。 俺のすぐ横には、彼女の巨大なおっぱいが見える。

 彼女の息遣いが聞こえる。 彼女の甘い匂いがする・・・。

 俺の股間のモノはますます大きくなり、俺の腹に押しつけられる。

「センセイ、こうした方が心臓の音を聞きやすいですよ。」

 その時突然、遥子は両手で俺をクマのぬいぐるみであるかのように抱かかえると、その大きな胸に押し付けた。 俺の顔は白く弾力がある彼女の巨大なおっぱいに、めり込む。

「うわっぷ、!!」

 俺は慌てて、彼女から身を離そうとするが、彼女の強い腕はびくともしない。

「み、三崎クン、何をするんだ!」

 俺は彼女の突然の行動に驚きながらも叫ぶ。

「センセイ・・・前から私、先生のこと好きだったんです。」

 彼女の言葉に俺は目をむく。 彼女は保健委員をしてはいたが、それほど俺と親しいという訳ではない。 いったい何時どこで俺の事が好きになったというのか?

 俺が体育館に入ってきた時、彼女が裸なのにあまり恥ずかしがらないので変だと思っていたが、まさかこんなコトを言われるとは・・・。 俺はどうしていいか分からなかった。

「でも先生は私の事なんか、気にもしていませんでしたね。 私、勇気ないから何もいえませんでした。 でも・・・今日大きくなって初めて分かりました。 私は自分に正直に生きるべきなのです。」

 彼女は両手で、俺のことをその大きな裸の胸に、ぐっと押し付ける。

 ぐわああ、凄い力だ、全然抵抗できない・・・。

 巨大化した彼女のパワーは、俺の力など全く問題にしない程強かった。

 でも・・・すごく気持ちイイ・・・。

 俺の全身に
快感が走る。

 しかし、気持ちよさに蕩けそうになりながらも俺の心には、まだ理性が残っていた。 校医である俺が、裸の1年生の女の子と抱き合っているシーンを誰かに見られたら、俺の人生はそれで終りだ。

 俺は体育館の入り口に目をやる。 幸いここには誰もいないし、扉は閉まったままだ。 巨大化した遥子を刺激しないように、扉の向こうでは、校長先生が誰も入れないようにしているのだろう。 しかし、それもどうなるか分からない。 いつ誰が入ってくるか予想できないのだ。

 俺は渾身の力をこめて、彼女の腕から逃れようとするが、俺のことを生まれたばかりの赤ん坊のように抱きかかえた彼女の腕は、ほんの少し力を強くしただけで、びくともしない。

「よ、ヨウコくん! こんな事しちゃダメだ、とにかく私を離しなさい!」

「センセイ・・・私のことキライなのですか?」

 遥子が悲しそうな目で言う。

 何を考えているのだ・・・、すぐ外に大勢の生徒達がいるのに、こんな事をしている場合か! やはり彼女は巨大化して、どうかしてしまっているのだ。

「いや、そんなコトないけど・・・誰か来る! こ、こんなとこ見られたら、俺は・・・いや、あのその・・・わっぷ!」

 俺の口は彼女の大きな唇に塞がれた。 彼女の分厚い舌が俺の口の中に入ってきて、俺の舌をねぶり・・・すする。 俺は今、彼女の舌で口をレイプされていた。 信じられない事だが、俺は今まで経験したことのない心地よさにぼっとなってしまう。

 しかし俺はすぐに、彼女の大きな手が俺の服をまさぐり、それを脱がそうとしている事に気がついた。

「私が裸なんですから、センセイも服を脱がなきゃいけませんね。」

 うわぁ、何をする!! ちょっと・・・あの、遥子クン、服を脱がすのはヤメテ!

 俺は最後の気力を振り絞り、彼女の手を止めようとする。 もちろん、それは無駄な努力だった。

「センセイ・・・どんなに抵抗しても無駄です、私はとても大きくて強いんですから。 私はセンセイを痛めつけたくないんです・・・、お願いですから、おとなしくしてくださいね。」

 彼女は微笑みながら言う。

 俺は彼女の言葉が信じられなかった。 だが彼女の言う通り俺の力では彼女に勝てる訳がない。 どんなに抵抗しても、最後には彼女の思うようにされてしまうだろう。 それなら暴れても無駄かも・・・俺の力は弱まる。

「ふふ・・・いいわ、センセイ。」

 俺がおとなしくなったのを見て、彼女は微笑む。

 彼女の巨大な手で、俺の服はすぐに脱がされた。

 彼女は小さな俺を、玩具のように扱うことができた。

 その時の俺は、自分がそうされることに
快感を覚えていた。

 そして・・・、俺と遥子はそこで一つになった。

 不思議なことに、俺達がすごい声を出して愛しあったのに、ここには誰も入ってこなかった。



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 あの日から3年の月日が過ぎた・・・。

 俺と遥子は結婚した。

「どうだい、遥子・・・ここがイイのかい?」

「あぁ・・・、いいわ、すごく感じる。」

 今日も、俺たちはベッドで愛し合っている。

 巨大女性特別法案により、政府が遥子サイズの家を作ってくれて、食費・服等の費用を補助してくれているので、俺の給料でもなんとか二人でやっていけた。

 あの日体育館で、俺は遥子にほとんど強姦されたような形で結ばれたのだが、その時の壮絶な快感は俺を文字通り天国へと運んだ。

 それから俺は遥子なしではいられない体になった
。 それは彼女も同じことだ。

 どうやら校長は、巨大化した彼女が興奮して暴れ、校舎をぶっ壊したらたいへんだと考えたらしい。 遥子の力ならそれが簡単にできる。

 校長は彼女が俺のことを好きなのを知っていて、それで事態の収拾をさせるために、俺を呼んだらしい。 全く困った校長だ。

 しかし、おかげで俺は遥子と結婚できた。 今の俺は校長先生に感謝している。

 俺たちは深く愛しあっている。

 彼女は俺の何倍もの大きさがあったが、俺は
彼女を満足させてやることができた。

 そのため、毎晩ベッドでは肉弾戦だ。

 遥子の悦びの声が、大きな部屋じゅうに響く。

 俺は、彼女のむちむちの素晴らしいおっぱいに顔を埋める。

「あぁ、いい・・・、あ・・・いいわぁ・・・。」

「よ、ようこぉ、お、俺もだよぉ・・・はぁ・・・はぁ・・・。」 

 僕はもう身も心も巨大な遥子に溺れてしまっている。

 あの日、俺は体育館で彼女の強い腕に抱きしめられた。 事が終った後、彼女は俺を解放してくれたが、俺はそのまま、ずっと巨大な彼女の肉体に囚われたままなのだ。

 俺は、今、遥子のためだけに生きている。 

「あ、あん、またいっちゃうよぉぉ」

「あ、よ、よぉうこぉお・・・俺も・・・いくぞぉ・・・あああぃぃぃぃぃっぅぅぅ・・・・・。」


 巨大な遥子のボディはすばらしい・・・本当に・・・。


 そして今日も、めくるめく
快感の夜はふけていくのだった。



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