《 真夜中の体育倉庫 》 第6話

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「やぁ、あの、こんにちは・・・君、誰? ずいぶん大きいんだね・・・」

 健一さんの言葉に私はショックをうけます。 「君、誰?」って・・・
そんなヒドイ! こんなに私が貴方を愛しているのに気がついていなかったなんて!

 あぁ、健一さん、今の一言で私がどれほど傷ついたか分からないでしょうね。
許せない、でもこれで覚悟ができました。 私は小さな貴方に恥ずかしいイタズラをします。

 真夜中の体育館、超能力者の私の目が怪しく光ってしまいます。

 しかし・・・、よく考えてみたら私は健一さんと同じ高校の後輩、先輩という関係で話をしたこともない。 ここは正式に告白をするべきかもしれない。 本当の恋人同士になるの。 勇気をふるって愛の言葉を告げる。



 あの、私は夕崎愛花です。 貴方の後輩です。
ええっと、その、今日は健一さんにお話したいことがあって・・・
 ・・・私、貴方のこと好きです。 恋人になってください。

 え、あ・・・私のこと、知らない? 愛花なんて名前は初めて聞く。
そう、ですよね、私って控えめな性格で目立たないし・・・。

 なら、今から私のこと、知ってください。
私の真心が分かれば貴方もきっと私を好きになりますから。

 え、その前にここは何処で、なんで君はそんなに大きいのかって、
ここは私達の高校の体育倉庫です。
飛行場のように大きかったから、場所が分かりませんでした?

 そして私が大きいのじゃありません、私が貴方を小さくしたのです。
今の健一さんの大きさは身長20センチくらいかしら。

 こう見えても、私は超能力者、人間を自由に小さくすることができるのです。 
そして満月の晩には私のパワーは最強になるのです。

 え、元に戻してくれって!? 家に帰りたい???
そんな、ダメです! 貴方はここで、このサイズのまま私と遊ぶのです。

 恋人になるから、元に戻してほしいって。
あは、嘘を言ってますね。 私には分かります。
あなたが大きくなったら、すぐに家に帰ってしまうに違いありません。

 さぁ、諦めて私と楽しい夢を見ましょう。

 大きな女の子がイイ事をしてあげます。今夜は寝かせませんから。








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