《 真梨香と慎二 》 U

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「なー、真梨香・・・、あれやってくれないか、 あれ」
 食事が終わった後、テーブルの上の俺は真梨香に頼んだ。

「えっ? 慎二、・・・あれって、何?」
 真梨香は食事の後片付けをしながら、とぼけた口調で聞く。

 真梨香は普通に喋っているのだが、彼女の声は俺にとって全身が震えるような大きな声だ。
何しろ俺は一週間前に宇宙からの怪光線を浴びて、
身長10cmに縮小されてしまったのだから。

 仕方がないので俺は恋人の真梨香に面倒をみてもらっている。
真梨香は気のいい女で、いやな顔もせずに俺の世話をしてくれた。
困ったと言えばそうなのだが、慣れてしまえばこの小さな体も面白いことはある。

「あれっていえば、決まってるだろ。 いつもの『あれ』だよ」
 俺は平然と真梨香に言う。

「あー、慎二ったら、またえっちなこと考えてるんだー。」
 真梨香は俺の方を見ながら呆れたように言う。

「いーじゃないか、やって減るものでもないし。 なー頼むよー。
美人の真梨香に、してもらったら、すっごく気持ちがいいんだからさぁ。俺、我慢できないんだよ〜」
 俺は、しつこく真梨香に頼む。

 この頃になると俺は理解していた。
小さくなった俺は巨大な真梨香にとって「母性本能をくすぐる存在」なのらしい。

 俺の勝手な願いを真梨香はいつでもきいてくれるのだ。

「もー、全くのんきなんだから、・・・じゃぁ、ちょっとだけよ」

 真梨香はぼやきながらも美人だと言われて嬉しいのか、まんざらでもないような表情で、
俺が立っているテーブルの前にその巨体をよせて来た。

 テーブルが振動でぐらぐら揺れる。
今の俺にとって彼女は本当に大巨人だった。

 ブルーのシャツを着ていた俺は立ち上がりテーブルの端まで歩いた。
真梨香の素晴らしいボディに、早く抱きしめて欲しかったからだ。

  真梨香は俺の目の前で、いつものように着ているシャツを脱いでくれた。
彼女の巨大な裸身があらわになる。

「うっは〜、す、すっげーやああ!!」
 俺は真梨香の身体のど迫力に歓喜の声を上げる。

 俺は真梨香の大きな胸を見つめた。
真梨香のバストは75cmのBカップだ。

 俺が小さくなる前は、もっとグラマーな方がいいと思っていたのだが、
身長10cmの今の俺には、充分すぎるくらいの大きな胸だ。

 俺の熱い視線を感じたのか、真梨香は恥ずかしそうに言う。
「やだ、そんなに見ないでよ。」

 それから真梨香は両手で俺をすくい上げると、
その大きな胸に優しく押し付けてくれた。

 俺はすぐに、彼女のカラダに顔を擦り付ける。




「おぉ〜!! す、すばらしい!!」
 俺は真梨香の温かくて素晴らしい巨胸を感じ、感激の声を上げる。

 彼女の巨大な胸の感触は、本当にすばらしかった。

 俺は生まれてきてよかったと心から思う。

「ふふ、慎二〜、 今日もえっちなこと、いっぱいしようねー。」
 真梨香は、小さな俺を胸に抱きしめたまま楽しそうにそう言うのだった。


(終わり)


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