《 亜美 と 勘違い野郎  》 6

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男性視点で

ふと正気に戻る。
俺は人間サイズに戻り、都市の中に立っていた。
時間は昼過ぎくらい。

ここはあの燃えていた都市ではない。
おそらく別の都市だろう。

眼の前に亜美がいた。
しかし彼女は、な、なんと言う大きさなのだ。
乳房だけでも、高層ビル1000棟分の大きさがあるだろう。
おっぱいが大きすぎて彼女の顔も見えない。
そして俺は彼女から見たら砂粒の大きさもない、
まさに亜美様は巨大女神だった。



「ふふ、ご主人様、貴方の奴隷の亜美です。
今日も可愛がってくださいませ」
彼女が俺のいる都市の方に話しかける。

はぁ、彼女は何を言っているのだ?
そうだった、巨人になった俺は彼女に俺の事を(ご主人様)と呼べといったのだ。
い、いや、そんなの冗談です。
ちょっと調子にのっただけなんですよ。
亜美様に向かって、なんと恐れ多いことを言ったのか。



今の俺にできる事は亜美様が、
この無力な都市ごと俺を捻り潰さないでくださる事を祈るだけだった。


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