『別の星の麗子先生のお話し : 後編』

                     作 だんごろう


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麗子先生、翔太のことを思い出し、足を止めます。でも、じっとしても、小さなものの動きを感じません。
手を伸ばし、ウルトラウーマンのスーツの上から彼の身体を股間に押し付けてみます。小さな身体がバタバタと動き、もっと小さな頭が、クリトリスにコリコリとした感じを与えます。十分に勃起したクリトリスは、彼の頭より大きく、そして硬くなっています。
指先に力を入れて、もっと強く、コリコリした感じを味わいたくなります。でも、そんなことをすれば、硬くなったクリトリスが彼の頭を潰してしまいます。

「まだ、翔太は殺せない・・・・その代わり・・・・」
麗子先生、そう呟き、足元を見下ろします。そこには別の方向に逃げているコビトの集団がいます。彼女の口元に笑みが生まれます。

股間に伸ばした指先で小さな頭をクリトリスにこすり付けながら、コビト達に彼らの言葉で話しかけます。
『ねぇ、あなた達、私が言った方に逃げていないでしょ?』

ズン!ズン!と、その集団を挟む様に両足を降ろし、通りを塞ぎます。
そして、両足の間にいる彼らを見下ろしながら、膝を曲げて、ゆっくりとしゃがみ始めます。後ろにあった高いビルが、ヒップに触れ、ガラガラと音を立てて崩れていきます。
『うっふふ、正義のウルトラウーマンの言うことを聞かないと、命を落とすことになるのよ』

両足の間にいるコビト達の瞳に入る、彼女自身の姿を思い浮かべます。
逃げ道を塞ぐ巨大なブーツ。頭上に大きくアーチを描く青いスーツに包まれた肉感的な太もも。その中央部をいやらしく撫で上げる巨大な指。上空には、スーツを大きく前側に膨らませている胸。さらにずっと見上げた位置にある、大きめなサングラスをかけた、彼女自身の“美しい顔”。
彼らは、“プロポーションがとれた美しい身体”を、ただただ怯えて見上げるしかないのです。

“ぞくぞくする・・・・”
股間がグッチョリしてきます。

下を向くと髪が顔にかかります。空いている方の片手で髪をなで上げてから、その手をビル街に降ろしていきます。逆側の手は、しゃがみ、大きく広げた股間の所で、コリコリとした小さな頭をクリトリスに押し付け続けています。

ビル街に降ろされた“手”に怯え、コビト達が通りの隅に固まります。
『どうしたの?そんな隅に寄っちゃって・・・うふふ・・・・怖いのかしら?・・・でもねぇ、うふふ・・・あなた達は、正義の味方の私の言うことを聞かなかったから、その罰を受けるしかないのよ』
怯えている彼らに、そう、優しげに言葉をかけてあげます。

ビル街に降ろした、薄手の青いグローブに包まれた手がとてもセクシーに見えます。その指で一人のコビトを摘み上げ、顔の近くに持ち上げます。
指先の幅よりも小さなコビトです。挟んでいる指の影に隠れてしまいます。

手の向きを変えて、指に挟んでいるコビトを見つめます。指の間で、苦しいのか自由になる片手を振り回しています。
指先にほんの少しだけ力を入れてみます。小動物らしい、『キーッキーッ』と鳴く悲鳴が小さく聞こえます。

“私って・・・・残酷・・・”
思わず、口元に笑みが浮かんでしまいます。

上から押さえ付けている人差し指を離し、コビトを親指の腹に乗せ、声をかけてみます。
『立ってみて』
腹が痛むのか、そこを片手で抑え、コビトは怯えた様子で立ち上がります。
コビトは若い男の様に思えました。でも、小さ過ぎて、その表情までは分かりません。

彼の正面には、サングラスをかけた自分の顔が聳えているのです。麗子先生、顔には自信があります。指に乗せているコビトは絶対に、自分に見惚れていると思ってしまいます。
その彼に、セクシーに声をかけてあげます。
『うふ・・ねぇ、あなたを指で・・・潰して・あ・げ・る』

自分で言った言葉に、陶酔してしまいます。自分自身がとてもクールに思えてきます。
股間をなでる指を奥側に移し、ヴァギナの中央を指でこすります。あそこがジュッとしています。たっぷりと潤っているのです。

コビトが声を出していることに気づきました。
『やめてください、助けてください、やめてください、助けてください』
その声が微かに聞こえます。

『だめ、助けない・・・・うふふふ』
冗談風に、そう言葉にして、命乞いを続けるコビトを指で挟みます。
コビトの声が苦しげにくぐもってきます。

コビトを指で潰しながら、翔太をヴァギナに押し込んで、翔太の最後を味わってみたくなります。その思いで、スーツの上から、彼の体を下に押し込みます。ズルッと小さな身体が動き、クリトリスの下側、尿道口に、その小さな頭がすっぽりと入ってしまいました。
その感触の良さにハッとします。そして、その部分を翔太に舐めさせてみたくなります。

コビトのことはどうでも良くなり、悲鳴をあげるコビトを指の間で潰し、股間に向けて話しかけます。
「翔太・・・舐めて・・・・」
直ぐに尿道の中で動く小さな舌を感じます。
「うふ・・・翔太・・・良い感じよ」

その感触を味わいながら、麗子先生、視線を、今、コビトを潰した指に向けます。青いグローブの指先に赤黒い染みがついています。
その指を通りにいるコビト達に向けて降ろし、ビルの側面にこすり付けてみます。指の形にくぼんだ壁面に赤い染みが残ります。

指で股間を軽く押すと、小さな頭がより尿道の奥に入り込んできます。そこに、小さな舌を感じます。
過っての恋人は、今、そこに残る汚い滴を舐め続ける存在になっています。
「うっふふ・・・・」
笑ってしまいます。

さらに、ビル街に降ろした指で、一人のコビトを弾いてみます。弾かれた途端、コビトは赤い血飛沫を撒き、四散してしまいます。
残りのコビトは、それに驚いた様に駆け出します。それを指先で追っていき、次々に弾いていきます。

その時です。
「先生!先生!」と呼ぶ、生徒の可愛らしい声がしました。
しばらくの間、先生の姿が見えなくなり、不安を感じた生徒達が先生を大声で呼んでいました。
麗子先生は、指の動きを止め、コビト達に向け、『あなた達との遊びは終わりね』と声を出し、立ち上がりました。
そして、まだ残っているコビトを、その周りのビルも含めて、足踏みするように踏み潰し、生徒に向けて明るく声をかけます。
「みんな!先生はここよ!」

その声を聞きつけ、小さなぬいぐるみの様な生徒達がビルの陰から現れ、「麗子先生!」と声をあげます。その彼女らの足元は、小さなコビトが沢山います。
麗子先生の狙いとおりに、避難をしているコビトが集まり、生徒の周辺はコビトで溢れていました。

もう、生徒達と怪獣ごっこをすることができそうです。
麗子先生、生徒に声をかけます。
「さあ、あなた達は凶悪怪獣よ!私は、正義のウルトラウーマン!決戦の時よ!」

生徒達にも、麗子先生が怪獣ごっこを始めようとしていることが分かりました。
期待交じりで、「わぁぁぁぁ!」と歓声をあげました。

***

「先生!麗子先生!」
子供たちが先生に声をかけます。
その子供たちに軽く手を振って、足元を見下ろします。

“ほんと、小さな人たち・・”
麗子先生の小指の爪の大きさの小さな人々 - コビト。それが、足元にもまだ沢山います。

「先生!早く!」
可愛らしい声がします。

「待って、あなた達のために、もう少し、コビトを集めてあげるからね」
優しいいつもの先生の声です。
生徒たちは、コビトを追い込みながらビルを踏み潰し、ゆっくりと進んでくる麗子先生を憧れの瞳で見上げます。

「麗子先生って、ほんと優しいよね」
スーが声を出します。

「ほんとよね」
先ほど、先生に助けられたランが横で相槌を打ちます。

先生が子供たちの所に来れば、怪獣ごっこの始まりです。
もうすぐです。子供たちは、先生を見上げ、ワクワクしています。

班長のミキが声を出しました。
「みんな、集まって!」
既に子供たちがいる通りにはコビトが溢れる程います。
子供たちは、そのコビトをズカズカと踏みつけながら、「なぁに?ミキちゃん」と、集まってきました。

ミキが全員に声をかけます。
「いよいよ、練習の成果を出すのよ。ここで戦いの宣言をするの、忘れちゃったの?」
全員、その言葉で思い出し、横一列に並んで麗子先生の方に身体を向けます。
そして、ミキの号令で、コビトにも分かる怪獣の言葉で一斉に声を出しました。
『ウルトラウーマン、ワレワレハ、コノホシヲセイフクニキタノダ。オトナシク、イウコトヲキケ』

今のセリフは、予め、班で決めていたものでした。そして、そのセリフで戦闘開始になる予定でした。
ですが、麗子先生、怒った振りをして、横にあった高めのビルを力強く蹴り上げます。ただ、瓦礫が子供たちに降りかからない様に注意はしています。

蹴られたビルが、子供たちの目の前で、破壊音と同時に一瞬で細かい瓦礫に変わり、宙に散っていきます。子供たちは、その破壊の衝撃にビックリしてしまいます。
さらに、麗子先生、怪獣になっている子供たちを見下ろし、コビトの言葉で声を出します。
『この凶悪怪獣!この正義の味方、ウルトラウーマンが、あなた達の自由にはさせないわよ!どうなの!私と戦うの?』

麗子先生の言動は、事前に決めていた手順と違いました。言葉はなく、直ぐに、怪獣に向かってくるはずで、その後は、生徒と先生でコビトを踏み散らかしながらの鬼ごっこをする予定でした。

子供たちは、麗子先生が、その手順を忘れたか、間違えていると思いました。
班長のミキは、班を代表して、麗子先生に問いかけます。
「あの・・・先生、違うんですけど・・・」

でも、麗子先生、
「アドリブよ、あ・ど・り・ぶ。うっふふ・・・」
そう言葉を出し、笑います。

「えっ、アドリブ?」
子供たちは、一瞬、呆然とします。
直ぐに、五人の生徒は、輪を作って相談を始めました。

「先生、アドリブだって」
「じゃあ、私達、どうすれば良いの?」
「そりゃ、アドリブで返すのよ」
「えっ!どうやって?」

五人の生徒は、班の全員でシナリオを作り、そのシナリオ通りになる様に練習をしてきました。急にアドリブをやると言われても、困ってしまいます。
でも、ミキが、班長らしく、全員に声を出しました。
「私、良い考えがあるの!」
スーが感心した様に声をだします。
「やっぱ、ミキちゃん、すごい!それよ、断然、それ!」

ミキは横目でスーを見ます。
「・・・って、私、まだ何も言ってないけど・・・」

「・・・・・・」
一瞬黙ったスーは、何事も無かったように、足元のコビトを軽く踏みつけて動けない様にし、「知っている?ミキちゃんって班長さんだし、頭も良いし、すごいのよ」と話し始めます。

ミキは、オホン!と咳払いをすると、コビト相手にモゴモゴと話しているスーから視線を移し、全員に、考えていることを、先生に聞こえない様に小さな声で話し始めました。
「だから、ここで、先生相手に・・・そう、そう・・・じゃあ・・・」
周りを囲む子供たちが、真剣にうんうんと頷いています。

その様子を麗子先生、微笑を浮かべて見下ろします。
ここでの活動も授業の一環です。生徒たちがこの事態に対処するために、相談をしてくれています。それが、先生としては嬉しいのです。
“ほんと、いい子達よね”
そう思いながら、この場から、せっかく集めたコビトが逃げ出さない様に、大きく輪を描きながら歩き、逃げ出そうとするものをズン!と踏み潰して、その動きを止めていきます。

生徒たちの相談がまとまったらしく、集まっていた輪が解かれ、一旦、地面にしゃがんで何かを拾う動作をします。そして、横一列に並び、全員で片手を上に差し上げ、声を揃えて怪獣の言葉を出しました。
『ウルトラウーマン、ドウダ、ワレワレハ、ヒトジチヲトッタ。ヒトジチヲ、コロサレタクナカッタラ、オトナシク、イウコトヲ、キクンダ』
生徒たちの挙げた手の中には、コビトが掴まれていました。

麗子先生は、生徒たちが考えたことがあまりにも古典的で噴出しそうになりました。
でも、生徒たちが一生懸命考えたことです。ちゃんと、それに合わせてあげます。
『ひきょうよ!さすが、凶悪怪獣。そんな卑劣な手を使うとは思わなかったわ』
そう話している麗子先生、視界の隅で逃げ出しているコビトを見つけ、ズン!と踏み潰しながら、
『だめよ。この星の人、一人だって殺させないわ・・・・一人だって・・・そうよ・・・』
さらに、潔く負けた振りをし、
『・・・私の負けだわ。それで、私に何をさせたいの?』
と、コビトにも分かる言葉で話していきました。

ミーが慌てた様子でミキに声をかけます。
「ねぇ、ミキちゃん、次に何て言えば良いの?」
さらに、ケイ、ラン、スーの視線もミキに向き、ミキの言葉を待っています。

ミキは、下を向いてしまいます。
ミーがそのミキに問い続けます。
「ミキちゃん、次の言葉は?」

ミキが下を向いたまま答えます。
「・・・考えてないの・・・」

「・・えっ!それって無責任じゃない?元々、ミキちゃんが言い出したアドリブでしょ」

「私、人質を取ったらって言っただけよ!」

子供たちの間に気まずい空気が流れています。それを打ち破るように、ランが元気に声を出しました。
「よぉし!みんなで、考えよう!」
その言葉に従い、生徒が、また円陣を組んでヒソヒソと相談を始めます。
時々、生徒たちの言葉が麗子先生に聞こえます。

ミーの声です。
「そうねぇ、私、考えたんだけど・・・・」
でも、途中まで話した所で声を小さくしたらしく、そこから、麗子先生には聞こえなくなりました。

ミキが驚きの声をあげます。
「えっ!?先生にそんなこと、させちゃうの!?」

また、ミーの声が聞こえます。
「ぐふふ・・・でね、・・・・」
ミーは、変な笑いをしてから、さらに自分のアイディアをヒソヒソと話し出します。

「チョウやだ!エッチ!ヘンタイ!」
スーが、そのアイディアにビックリして声をあげます。

次にランの声が聞こえます。
「えへへ、わたし、もっと、すごいこと思いついちゃった・・・・」
笑い混じりに、全員に小さな声で話し出します。

ケイの声です。
「プッ、そんなのおかしすぎ!」

ミキの声が続きます。
「それって、宇宙一、最悪じゃないの?」

「でも、それにしたくない?」
と、ランが楽しげに話します。

麗子先生、額に冷や汗が浮かんできます。
聞き取れなかった言葉が、色々と想像させまくっています。
”エッチって?ヘンタイって?それよりもっとすごい、宇宙一最悪って?・・・この子達、いったい、私に何をさせようとしているの?“
慌てて、生徒たちに、言葉をかけます。
「ね、ねぇ、あ、あそ、あそこに立っている大きなビルを倒せ!とかを、せ、先生に命じれば良いんじゃない?」

ランが麗子先生の方を向きます。
「えっ、それだけ?」

麗子先生、言葉が上ずっています。
「あ、当たり前でしょ!い、いかにも、凶悪怪獣が言うセリフじゃないの!」

生徒たちは、「なんだぁ、そんなことで良いんだぁ」と口々に言い、足元のコビトを踏み潰しながら一列に並び、怪獣の声を出しました。
『ウルトラウーマン、デハ、アソコニアル、オオキナビルヲ、コワセ』

麗子先生、少しホッとした表情で、ズンズンと低目のビルを踏みつけて進み、目的のビルの横に立ちます。
離れている時は、周りが低いビルばかりだったので、そのビルが高く見えていたのに、横に立つとその小ささにガッカリとしてしまいます。
屋上の大きさは、太ももの太さにまったく及ばないし、高さもやっと太ももの途中までくるぐらいで、わざわざ、人質を助けるために壊す様な代物ではありませんでした。
麗子先生、そう思いながらも、コビトたちの言葉で生徒に声をかけます。
『このビルね。これを、このウルトラウーマンが壊せば良いのね!』

生徒たち、コソコソと話し始めます。
「あのビルだったの?」
「そうみたい」
「ちょっと、小さくない?」
「向こうにあるビルの方が、良くない?」

班長のミキがたまりかねて、声を出しました。
「どのビルだって良いでしょ、それより、早く、先生に返事しようよ」

また、コソコソと話し合い、怪獣のセリフを決め、全員で声を合わせます。
『ソウダ、ソノビルヲ、オモイッキリコワスンダ』

麗子先生、「分かったわ」と答えながら、しゃがんでビルの中を覗き込みます。
このビルは生徒たちから少し離れています。ですから、中には、まだ沢山のコビトの姿が見えます。
先生の顔に笑みが浮かんできます。やはり、壊すビルの中に沢山の人がいる方が楽しさを感じます。
そして、その笑顔のままで立ち上がり、ビルの両側にブーツを降ろします。青いブーツが、両隣の低めのビルの並びをグシャっと踏み潰します。

麗子先生、両足のブーツに挟まれたビルを見下ろします。
ブーツのよりも細い、太ももの途中までしかないビル。それは、股間の下で、怯えている様に見え、麗子先生のサディスティックな気持ちを高めてきます。

生徒に気づかれない様に、膝を軽く曲げて、ビルの屋上に股間をそっと押し付けてみます。屋上にあった大型の空調機がクチャっと潰れます。途端に、股間にもがく小さなものを感じました。
「あっ、翔太、まだ生きていたの!?」
翔太の動きは、少し前からまったく感じなくなっていました。漠然と、尿道の中で窒息死したとも思ってもいました。
でも、ビルに股間を押し付けたことで、小さな男は圧迫される苦しさで息を吹き返し、モゾモゾと動き出したのです。

麗子先生、口もちに笑みを浮かべ、翔太をどうしようか考えます。このまま、股間でビルを押しつぶせば、翔太もビルと同じ運命を取ってしまいます。でも、尿道に頭を突っ込んだままで潰されるのも彼の運命の様に思えてきます。

翔太に小さく声をかけます。
「ねぇ、翔太。あなたを、そこで押し潰してあげようか?」
途端に、股間に彼のもがく感触がしてきます。その動きは、彼の必死な意思表示のようです。
「うっふふ、嫌なのね。じゃあ、別の所に案内してあげる」

ビルの屋上の角に、青いボディスーツに包まれた股間を軽く押し当て、擦りあげます。もがく翔太の身体がズルッと動き、グッチョリしているヴァギナに入り込んできます。でも、まだ、入り口の所。そこで小さく動くものを感じながらも、やはり、中にグッと押し込んでみたくなります。

少し腰を上げて、指を股間に動かしながら顔を上げると、可愛らしいぬいぐるみの様な生徒たちが目に入ってきます。
“子供たちの前で、あそこを指で押せないわよね・・・”

また、腰を少し下げて、ビルの屋上の角に股間を近づけます。その角の部分で、翔太の身体を中に押し込むつもりでした。

“でも・・・”
このまま、グッとビルの角を押し当てれば、ボディスーツの中の翔太の身体は、下手をすればそのまま潰れてしまいます。あるいは、うまく中に入ったとしても、あの中で溺れ死ぬのは歴然です。どちらにしても、次の瞬間、彼の運命は決まってしまうわけです。

麗子先生の心の中に、翔太が恋人だった時の過去が思い出されます。
でも、今は、彼との思い出を感傷する気持ちよりも、身体を渦巻くサディスティックな気持ちの方が強くなっています。恋人だった翔太に死を迎えさせる、自分自身の残酷性に、うっとりとしてしまいます。

ビルの角を、股間に軽く押し当てます。そこにいる翔太のもがきをより感じます。そして、そのまま、一気にしゃがみました。
構造体としてのビルの若干の抵抗がありましたが、一瞬で股間の下でグシャッと崩壊をしました。
麗子先生、その感触で、小さく、「あっはん・・・」と、女性らしい吐息を漏らしてしまいます。

生徒達がパチパチと拍手をしています。麗子先生、しゃがんだ姿勢のまま、生徒達に笑顔を向け、両腕で力コブを作ってみせます。
生徒達から、「先生!すごい!」と歓声があがります。

『凶悪怪獣!どう、満足した?』
そう話しながら立ち上がり、たった今、股間で押し潰したビルをブーツで踏みつけ、跡形もなくしてしまいます。
その時、あの中でもがき始めた小さな動きを感じました。ちょうどうまく、翔太がヴァギナの中に納まったのです。
縮めた男を、あそこに入れるのは初めてのことで、“翔太が中に入ったら、すごい快感で歩けなくなるかも”とも思っていたのに、実際の快感はそれなりのもので、少しガッカリです。やはり、小指ぐらいの大きさです。小さすぎるのです。
“でも、中の翔太の方は、すごいことになっているんだろうなぁ”と、口元で笑う余裕もありました。

そんなことを思い、ニヤニヤしながら生徒達の所に戻り、声をかけます。
『あなた達の指示とおりにやったわよ。次に私に何をさせようと言うのよ!』

「先生、ちょっと待って、今、みんなで相談するから」
班長のミキが、そう、声を出し、また全員でヒソヒソ話を始めます。
麗子先生、足元を見て、コビトが多数、周りに広がっているのに気づきました。麗子先生が離れた隙に逃げ出し始めていたのです。

「ねぇ、あなたたち、そろそろ、本番にしないと。せっかく集めたコビトが逃げてるわよ」

「えっ?じゃあ、この人質、どうしよう?」
ランが手に持っている人質を麗子先生に見せます。

「そのまま、手のひらで握りつぶせば良いでしょ・・・」
そう話ながら、麗子先生、別のアイディアが浮かびます。
「・・・ねぇ、ランちゃん、私に向かって、それ、思いっきり投げてみて」

麗子先生のその言葉に従い、ランが先生に向かってコビトを投げつけました。
瞬間、麗子先生の片足が浮き上がり、ブン!と風きり音を上げ、水平に動きます。
それは、回し蹴りでした。麗子先生、子供の頃に習っていた空手を思い出し、その技を試したくなり、ランに、コビトを投げさせたのでした。
でも、小指の爪の大きさしかないコビトです。ブーツの脛に描かれている赤い火の鳥の絵に当たり、何の感触もなく、瞬時に消え去ってしまいました。

久しぶりに試した回し蹴りがきれいに決まったことをうれしく思いながら、足元の生徒たちに向かって、コビトたちにも分かる言葉で声をあげます。
『人質を武器にして投げてくるなんて!良くそんな卑劣な手段を思いついたわよね!』
さらに、自分達の言葉で話を続けます。「さあ、みんなも投げてきて」

生徒達はビックリしています。いきなり、上空を麗子先生の長い足が、ブン!と横切ったのです。
「あぁ、ビックリした」とか声を出し、手に持っているコビトを、順番に投げつけてきます。
麗子先生、その飛んでくる小さな的を、次々に回し蹴りで弾いていきます。

最後にスーがなげたコビトを、麗子先生、反動をつけて思いっきり蹴りあげました。
ブン!と太ももが回転し、悲鳴をあげる小さなコビトに麗子先生の足の甲がパッシ!と当り、瞬時にコビトが消え去り、代わりにブーツに僅かな染みが残りました。

麗子先生、回し蹴りが綺麗に決まったことに満足して、生徒達に向かってコビトの言葉で
『さあ、今度は、こっちから行くわよ!』
と声を出し、片足を上げ、そこにいる生徒たちを見下ろします。

小さなビルが両側に並んでいる通り。そこにいる、ビルと同じ大きさのぬいぐるみの様に小さな生徒たち。
とっても小さな世界にいる、ちょっと小さな生徒達の姿にたまらない可愛らしさを感じ、胸がキュンとしてしまいます。

その生徒達に危害が及ばない様に注意して、生徒達の近くに、上げた足をズン!と降ろしました。コビトが溢れる通りとその両側のビルが、靴底の下になります。
そして、コビトには分からない自分達の言葉で、生徒達に向かって声をかけます。
「さあ!みんな!たっぷり暴れるのよ!」

***

ミーが、「きゃははは・・・」と歓声をあげ、ズン!ズン!と、コビトを蹴散らしながら通りを逃げます。
麗子先生のブーツが高く上がり、ズシンンンンンン!と踏み降ろされます。
ミーの目の前にあったビルが消え去り、舞い立つ埃の中、そこに、赤い火の鳥がデザインされた真っ青なブーツが聳えます。
ブーツはミーの身長の1.5倍ぐらい。ブーツだけでも見上げてしまいます。
でも、それは、大好きな麗子先生の巨大なブーツです。優しい先生が生徒に危害を加えないのは分かりきっています。
『エィ!コノ、ウルトラウーマン』
ブーツ目掛け、パンチにキックです。
上空を見上げると、サングラスをしていても、その奥にある瞳が優しく見下ろしているのが分かります。
“先生、大好き!”
思わず、ミーは、そう思ってしまいます。

スーの足元を、コビトが、巨大な麗子先生から離れる方向に集団で逃げています。
そのコビトを見下ろしていたスー、急に辺りが暗くなったことに気付きます。
“雲が出たの?”
上を見上げようとした時、巨大な青い物体が、上空を移動していることに気付きました。
青い物体は、避難をしているコビト達の上空に動き、そのまま、ズシンンンン!と地面に舞い降ります。
数え切れないコビトがその直下になります。
衝撃が地面を揺れます。運良く直撃を免れたコビトは、その周囲で倒れています。
直ぐに、通りの両側のビルがガラガラと音を立て崩れ落ち、そのコビト達を埋めていきます。
スーは、まだ揺れが残る地表に立って、目の前に起きたことに呆然としますが、地上に舞い降りた巨大な物が麗子先生のブーツだと分かりました。さらに、上空から、「うふふ、スーちゃん、大丈夫?」と楽しげな声が聞こえてきます。
「はーい!先生!」
スーは元気に答えます。

ランがコビトを追って通りをズン!ズン!とゆっくりと進んでいます。
ランの前には、沢山のコビトが必死に走っています。
ランは、自分の頭上に青いものが近づいてくることに気付きます。
直ぐに上を見上げて、「先生!」と声をかけます。すると、麗子先生の、「ランちゃん、楽しそうね。ねぇ、私と、コビトを挟み撃ちにしちゃおう!」の声が聞こえます。
直後、青いブーツが地表に降りてきて、コビト達が行く手を塞ぎます。
上空からは、「ランちゃん、秒殺よ」と、励ましの言葉が降りてきます。
「うん!」
ランは元気に返事をすると、コビトの中にジャンプしてまとめてズン!と踏み潰してから、さらに、バタバタと足踏みをして、そこにいるコビトを一気に片付けます。

ケイは、コビトを拾い上げて観察をしています。
ケイにしてみればコビトのサイズは約7センチ。着ぐるみのグローブの様な手の平の上に、楽々乗るぐらいの小ささです。
コビトは若い女性でした。ミニスカートをはいて、いつもは自分の綺麗さを鼻にかけている様な感じです。
でも、今は、ギャアギャア、小さな声を張り上げています。それは、耳障りな声でした。
『あんた、きらい』
ケイは、コビトにそう声をかけ、自分の目線の高さのビルの屋上に、そのコビト降ろします。
そして、後ろに立っていた麗子先生に、「先生!そのビルを踏み潰して!」と声をかけます。
「わかったわ」と言う先生の声がして、ビルの上に、巨大なブーツが来ます。
ケイは、屋上に座り込んでいるコビトを見詰めながら、「ゆっくりと踏んで!」と声を出します。
直ぐに、「はい、はい、ケイちゃんの言うとおりにしますわよ」と、冗談めいた先生の返事があります。
屋上のコビトは、泣き叫び、『助けて!』と命乞いをしていきます。その頭上に、ゆっくりと、青いブーツの靴底が降りてきます。

ミキは、コビトとどうやって遊ぼうか考えています。
ビルを覗くと、中はオフィスの作りになっていて、そこにコビト達の姿が見えます。
“ビルの中に隠れていたんだ”
そのビルをコビトでいっぱいにしたくなり、それを実行に移します。
付近の通りを逃げるコビトを追いたて、ビルのエントランスの所で、ズン!と脅し、彼らをビルの中に誘導していきます。
沢山のコビトが、ビルの中に入っていきます。

“もう、良いわよね”
中を覗くと、ぎっしりとコビトで詰まっています。顔をビルに近づけると、中から、微かに悲鳴が聞こえます。
ミキは、その様子に嬉しくなり、麗子先生に向かって声を出しました。
「先生、見て、見て、このビル。コビトでいっぱいになっているから!」
「そうなの?」
麗子先生の両手が降りてくると、ビルを手の平で包むようにして、持ち上げていきます。
ビルが、基礎部分から分離し、細かい瓦礫を撒きながら、巨大な手によって上空に連れ去られます。

麗子先生、顔の前に持ち上げたビルの中を覗きこみます。
「ほんと。コビトでいっぱい。ねぇ、これ、ミキちゃんが集めたの?」
「うん!」
「じゃあ、ミキちゃんが一踏みにできる様にしてあげる」

麗子先生、口元に笑みを浮かべ、両手の手の平で包んでいる、30センチぐらいの高さのビルを見つめます。すると、そのビルが縮んでいきます。
子供であるミキ達にはできないことですが、大人である麗子先生には、意識の力で物の大きさを変えることができるのです。

青いグローブの手の平に乗るビルは、もう、高さが5センチもありません。
「ほら、これをミキちゃんが踏むの。一踏みでしょ?」
そう言いながら、麗子先生、ミキの足元に、手の平の乗せた物を降ろします。

ミキは、自分の膝にも届かない小さなビルを見下ろします。
「ねぇ、先生、こん中にコビト、何人ぐらいいるのかな?」
「そうねぇ・・・少なくても500人はいるんじゃないの」

ミキは500人と言う数を頭の中でイメージします。
ミキの通う学校の小学部は、一クラス20人で、一学年あたり四クラスあります。だから、全校生徒で480人になります。
朝礼の時を思い浮かべます。校庭に集まった全校生徒は、かなりの人数です。
それよりも多い人数が、足元の縮められたビルの中にいるのです。

“それだけの人数を一踏みにする。それも、憧れの麗子先生の前で!”
その思いで興奮したミキは、笑い声が出てしまいそうになり、慌てて口を閉じます。

「先生、ミキちゃんのすること、見ていてあげようか?」
麗子先生、そう言葉をかけると、身体を下げてきます。
ミキの目の前で、麗子先生の巨大な身体が街の上に覆いかぶさってきます。四つん這いになり、さらに腹ばいになってきます。
膝でビルが押しつぶされます。
先生の腰の下にビルの並びが消え去ります。
豊かな胸がプルン!と揺れ、その下にビルと通りのコビト達が潰されていきます。

ミキは、地響きを伴って腹ばいになっていく先生を、ワクワクしてみています。

「ミキちゃん、さあ、どうぞ」
腹ばいになった麗子先生が、両肘をついてミキを見下ろしています。

ミキは、サングラスをかけた先生の顔を見上げます。
すぐそこに先生の綺麗な顔があります。先生の息が、そよぐ風となって振り降ろされています。
そして、サングラスの奥で、先生の優しげな瞳が、自分を見下ろしています。

ミキは、とても、幸せな気分になってきます。
でも、その気持ちを崩すように声がしてきます。
「先生!ミキちゃんばかり、ずるい!」
ミーの声でした。

「はいはい、分かったわ。さあ、ミキちゃん、早くやって」
先生はそう言うと、両手の肘を伸ばして、立ち上がり始めました。
ミキは、慌てて、先生が縮めてくれたビルを、一気に、ズン!と踏み潰しました。

生徒達は、麗子先生を中心にして、コビト退治を楽しく続けていきました。

***

「暑い!もう我慢できない!」
コビトを追い掛け回していたランが、大きな声を出しました。

その声に生徒達が振り向きます。コビトの星に来て直ぐにも、ランはその不満を漏らしましたが、その時は、他の生徒は、ランの我がままが、また始まったと思いました。
でも、今回は違います。生徒全員が同じことを思い始めていました。

ミキが、班長として先生に向かって声を出します。
「先生、暑いです。そろそろ、みんな限界です・・・」

麗子先生、生徒を見下ろします。
「そうねぇ・・・・」

常日頃、優しい気持ちに溢れている少女たちです。その優しさを打ち消すために怪獣になりきるせることが必要で、そのための着ぐるみでした。
でも、今、彼女たちは、コビトを情け容赦なく退治しています。麗子先生にも、既に着ぐるみの役目は終わった様に見受けられました。それに、そろそろ、生身の少女となって、コビトを退治していった方が教育的にも良さそうに思えました。

“そうよね。暑いわよね”
それに、麗子先生自身が、ウルトラウーマンの全身を覆うボディスーツに暑さを感じてもいました。

麗子先生、生徒たちの間から逃げているコビトの群れをズン!と踏み潰しながら、
“それに、そろそろ、コビトたちにも、私が正義の味方だと信じられなくなっているでしょうからね”
そう思い、生徒に向かって声を出します。
「全員、元の姿に戻りましょう!」

生徒たちから歓声があがります。
各々が背中を向け合い、着ぐるみの背中のチャックを降ろしていきます。
ツルンと卵がむける様に、中から少女の身体が躍り出てきます。
紺色のスクール水着で、胸の所に名前を書いた布を縫い付けています。それに、白い体育館履きです。
まだ、胸の膨らみは小さいですが、ピチピチとした少女の身体です。
彼女たちが脱いだミニラの着ぐるみは、成層圏で待機している宇宙船の中に転送され、瞬時に消え去ります。

麗子先生、足元を見下ろします。自慢の少女たちです。きっと足元にいるコビト達は、怪獣の中から現れた可憐な少女にびっくりしているはず。そう思って、コビトたちの様子を見てしまいます。
そして、足元に向かって声をかけます。
『ほら、あなたたちに、とっても素敵な大きな少女を見せてあげる!ねぇ、こんなに綺麗な子たちに踏み潰されるんだったら、最高だ!って思うはずよ!』

麗子先生、少女たちに向かって、意識を集中します。
今まで、ビルの谷間に隠れていた、身長30メートルに抑えられていた少女たちが、元の120メートルの身長に戻っていきます。
通りに並ぶ10階建てのビルが小さくなり、さっきまで自分たちと同じ身長だったビルが、膝にも届かない小さなものに変わっていきます。

「きゃほ!」
ランが可愛らしい瞳を輝かせ、歓声をあげ、足元にあるビルを蹴り上げます。
10階建てのビルのど真ん中に体育館履きが突っ込み、一瞬で、ビルが、中に隠れていたコビトごと宙に散っていきます。

スーが頬を興奮で赤く染め、足元を見下ろします。
今までハムスターの赤ちゃんのサイズだったコビトは、アリの大きさに変わっています。そんな小さな生き物の命を奪うことなんか、造作もないことに思えてきます。
『あんたたちなんか、アリと同じなんだからね』
可愛らしい声で告げてから、ズン!と踏み潰します。

ミーとケイが手をつないで、ビル街をドカドカ踏み潰しながら、走っていきます。
すんなりとした少女らしい綺麗な足がスクール水着から伸び、躍動しています。その下で、建物が木っ端微塵に飛び散っていきます。

ミキは、ビルを踏み潰しなら先生の後ろに回って、背中のチャックを降ろしてあげています。
色白で広い背中の綺麗な肌が露出してきます。
さらに、チャックを腰の所まで下げます。大きなヒップの割れ目の上側が現れます。
それに、甘い香水の匂いもしてきます。ミキは、先生に、大人の女性のセクシーさを感じてしまいます。

先生は、グローブとブーツを脱ぎ捨て、さらにボディスーツを下げていきます。
スーツの下は黒いビキニです。それも、布地を極力使わないタイプで、豊かな胸と、張りのある腰の周りを何とか覆っています。
脱ぎ捨てたグローブとブーツ、それにボディスーツが、宇宙船に転送され、代わりに黒いミュールが先生の足元に現れます。
”やっぱ、ビキニには、ミュールでしょ!”
麗子先生は、予め、ボディスーツを脱いだら、代わりに黒いミュールを送る様にセットしていました。

セクシーな黒いビキニをまとった麗子先生、腰に手を当て、モデルの様なポーズを取ります。
足元には、ハイヒールの黒のミュールです。
大人の魅力を辺りに振りまく麗子先生に、ミキは思わず溜息を漏らしてしまいます。
「先生、ステキ・・・」

「ありがとう」
そう答えた麗子先生、さっそく、そのミュールで足元のビルを蹴り上げました。
瓦礫の一部が、蹴り上げた足の指の上に乗ります。そこに、運よく生き残ったコビトたちがモゾモゾと動いています。
麗子先生、その足先をチラッと見てから、そのまま、細いヒールで、5,6階建ての小さなビルを上から串刺しにします。足の指に乗っていたコビトが瓦礫と一緒に衝撃で弾かれます。ヒールを突き立てられたビルが、ミュールの下で崩壊します。

「先生、ステキ・・・・」
ミキは、大人の魅力いっぱいの麗子先生の足元で命を失っていくコビトに、羨ましささえ感じてしまいます。

「ミキちゃん!こっちに来てよ!」
スーの声です。スーが、先生の後ろに立っているミキに、一緒に遊ぶために声をかけてきました。

ボーっと、麗子先生のミュールを見詰めていたミキは、我に返り、「うん!今、行く!」と声を出し、スー達の方に向かって駆け出します。
その足元では、ビルが次々に砕け散っています。

五人の少女たちは、着ぐるみを脱いだ爽快感で元気いっぱいです。
それに、大きくなってしまうと、アリの様に小さなコビトを踏みつけることに物足りなさを感じる様になり、手当たり次第にビルを壊して始めています。
大きなビルはパンチで、小さなビルはキックで、通りに面したビルの並びはボディプレスで、
コビトが中にいるビルが情け容赦なく砕け散り、瓦礫に変わっていきます。

***

宇宙船の中。私服に着替えた生徒達が、各々の席に座っています。
既に、コビトの星からの帰り道です。散々遊んだ疲れで、五人の少女は、眠りについています。
宇宙船に着いた時は、
「私、三万人のコビトはしとめたわよ!」
「じゃあ、私は、五万人!」
「えっ、私なんか、絶対十万人は超えるわよ!」
とか、可愛らしい声を上げていた少女たちですが、今はグッスリと眠りに落ちています。

麗子先生、水着姿のまま、生徒達、一人一人の周りを移動して、毛布をかけたり、寝相を治したりしています。
可愛らしい寝顔です。その寝顔を見ながら、教師になって良かったと思っています。

それが一段落してから、やっと自分の着替えです。
コックピットに移り、水着を脱いで丸裸になり、股間に手を伸ばします。
“翔太、いくらなんでも死んじゃったわよね”
そう思いながら、ヴァギナの中に指を入れ、中に入っている小指の大きさの物を取り出します。

過っての恋人、その哀れな姿を見るために、手の平に乗せて顔の近くに持ち上げます。

「麗子・・・・ごめん・・・ストーカー・・・なんか・・・して・・・・でも、でも・・・・信じて・・・・愛している・・・・」
手の平に乗る、トロッとした粘液で覆われた小さなものから、か細い声がしています。

“えっ!まだ生きているの!?”
びっくりです。どういうわけか、まだ息をして、さらに切れ切れに言葉を出しているのです。
麗子先生、それを握り潰そうとして、指を立てた所で、新しいカレと明日、デートをすることを思い出しました。

麗子先生の口元に妖しい笑みが浮かびます。
“この小さな男を、カレとのセックスに使うオモチャにする”
それを思いついたのです。

明日のデートは、レストランで夕食を取った後、いつもと同じ様にラブホテルに行くことになります。
その時、カレと一緒になって、この小さな男を使えば、絶対、興奮するセックスができると思ったのです。

小さな男はゆるゆると動き、手の平の上で正座をし、
「麗子・・・ごめんなさい・・・愛している・・・・麗子・・・ごめんなさい・・・」
と、か細い声で言葉を出しています。

それを見下ろす彼女の瞳が妖しく光ります。
「翔太、ストーカーのことを許してあげる。だって、うっふふ・・・翔太は、私に取って大事な人だものね」

その言葉の後、“だから、明日の晩、がんばって私達を楽しませてね”と、心の中で言葉をつなげます。
途端に、ヴァギナがグチュッとします。麗子先生の頭の中に、明日の晩に起きることが想像されたのです。

カレの怒張した大きなペニスの前で怯える翔太。
そのペニスの尿道に頭を突っ込まされる翔太。
カレの目の前で、彼女自身のアヌスを舐めていく翔太。
二人のセックスで跡形も無く潰れていく翔太。
その姿を思い浮かべてしまい、ヴァギナが息衝いたのです。

“後は、明日のお楽しみ”
麗子先生、そう思ってクスッと笑い、か細い声を出し続けている小さな男を空のコップに入れ、
「さあ、可愛い生徒達の所に行かなきゃ」
と、コップを棚の中にしまい、手早く服を着てから生徒たちがいるキャビンに向かいました。


(終わり)


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